2017年5月31日水曜日

今月の投稿

気がついたらカフカの城よりこっちが先にできあがってしまいましたので、
本日新作の論文を某誌に投稿しました。

何度やっても最後のsubmitボタンを押す瞬間はいいものですね。
こんなにお気楽でいいのかしらと思っております。

2017年5月26日金曜日

eNeuro論文の紹介記事

理研BSIのサイエンスライターAmanda Alvarezさんのブログ"Neurographic"で、eNeuro論文を紹介していただきました(英文)。

Neurographic
What a mouse on a virtual track can tell us about how the brain navigates. 
RIKEN BSIのホームページにも転載されています)

理研の英語ブログ"It ain't magic"でも、英語版プレスリリースを担当してくださったAdam Phillipsさんが紹介記事を書いてくれています(英文)。

It ain't magic
Finding real rewards in a virtual world.

こうした皆さんの熱意に支えられて、私は今日も研究が続けられております。
どうもありがとうございます!

2017年5月25日木曜日

プレプリントサーバの今後

バイオ系のプレプリントサーバであるbioRxivに論文掲載前の原稿を公開する動きが少しづつ広がっています。

私が学生だった頃に、理論物理を専攻していたサークルの先輩(その方は当時も優秀でしたが、今は非常に有名な先生になられました)から「物理では論文はサーバに投稿するので、雑誌というものがなくなった」と聞かされて、そんなものかと思っていたのですが、バイオ系論文は、ようやくその流れに倣ってきたともいえます。

背景には、バイオ系の研究が複雑になり、論文も投稿してから受理されるまで、かなり長い時間がかかるようになったことが研究分野の健全な進歩を妨げているという見方があります。また研究者の業績も、以前にも増してますます短い時間的スパンで評価されるようになってきています。

学会発表もそうですが、プライオリティの確保とスクープされるリスクはバランスですね。今のところ、プレプリントサーバで公開されている論文は限定的で、すぐに既存のジャーナルを置き換えるまでには至らないように思えますが、これは今後の流れ次第だろうと思います。スクープされるリスクを考えると、生物学的な発見の論文よりは、すぐに追いつきにくい新規技術の開発の論文のほうがこうした公開方法に合っている気がします。ちなみにバイオエンジニアリング系の研究は生物学でなく応用物理学として行われていることもありますので、論文はbioRxivではなく、本家の物理学のプレプリントサーバであるarXivに公開されていることもあります。私も重要な論文を一つそちらで見つけました、とはいっても既に最近ある雑誌でpublishされたものですけどね。

2017年5月23日火曜日

なんだかんだで...

論文が出てうれしいのも2、3日ですね。
次の論文は順調に進めば来週あたり投稿できそうな気配です。

次は今までと違った分野のジャーナルに投稿してみようと思っています。
うまく通ってくれるといいんですがね。
論文が次々書けるのは、今の自由な環境のおかげと感謝しております。

2017年5月22日月曜日

eNeuroのこと

SfNのオープンアクセス誌であるeNeuroですが、今回投稿してみた感じはなかなか良かったです。

特に査読はスムーズで、 最初のレビューが1ヶ月ほどで帰ってきて追加実験なしだったのは非常にラッキーでした。major revisionの再レビューは2週間で戻ってきて、最後のminor revision(一箇所だけ書き直し)では、再々投稿の翌日にアクセプトのdecisionが出ました。

受理された後はEditor-in-Chiefの目にとまり、SfNのFaceBookやTwitterで宣伝してもらったほか、Email alertではFeatured Articleに取り上げてもらいました。

新しいジャーナルで、まだ評価は定まっていないところもありますが、SfNのジャーナルということもあり、一定の質は保たれるのではないでしょうか。神経科学全般を取り扱っているのでaudienceの規模としては適当で、他のオンラインメガジャーナルや細分化された専門誌に掲載されるよりもvisibilityは高い気がします。 reviwerのコメントが公開される点や、アンチインパクトファクター的なスタンスはeLifeに近い感じです。個人的には、インパクトファクターが大好きな人は他のジャーナルに投稿してもらい、eNeuroはこのまま独自の路線を貫いてほしいものだと思っております。今後、投稿が増えた場合に今の良さを維持できるかが正念場ですね。

2017年5月4日木曜日

論文公開のお知らせ

バーチャルリアリティを使ったマウスの行動の論文がeNeuro誌にオンライン公開されました。

Hippocampus-dependent goal localization by head-fixed mice in virtual reality 

Masaaki Sato†, Masako Kawano, Kotaro Mizuta, Tanvir Islam, Min Goo Lee and Yasunori Hayashi (†corresponding author)
eNeuro, 4 (3) e0369-16.2017, 2017

理研プレスリリース(2017年5月2日)
マウスでバーチャル空間の認識メカニズムを解明
-海馬の活動と自閉症関連遺伝子Shank2がカギ-

RIKEN Press Release (May 2, 2017)
Finding real rewards in a virtual world

英語版プレスリリースのアニメは動きがカワイイです。妻も見てウケてました。

マイナビニュースなどのニュースサイトや、Society for NeuroscieceのTwitterFaceBookでも取り上げていただきました。どうもありがとうございます。


2017年5月1日月曜日

連休の合い間

なんとかカフカの城への道筋をつけて、もしそこに魔王カスチェイみたいな悪者がいたらそいつを倒して大団円といきたいところなんですが、うまくいくでしょうか。勢い余って「火の車」にならないようにしたいです。

あとは、今のプロジェクトの論文ですね。連休中に形ができてしまえばラッキーです。