2017年12月29日金曜日

2017年の総括

今年は原著2報と総説1報を筆頭著者で出版し、国際シンポジウムを1つオーガナイズしましたので、まあ生産的な一年だったのではないでしょうか。好きなことを自由にさせていただいているおかげと感謝しています。

来年もこの調子でpublicationを続ける予定です、というか、来年が一つのヤマになるかと。そして、もう一回りスケールの大きな研究のランドスケープを描けるように。道筋は見えてきておりますので、あとは淡々と実現させるだけです。

2017年12月25日月曜日

実験は楽し4

年内にとろうと思ったデータがまだとれておりません。論文にするのに必須かつ最後のデータなんですけどね。

今日は朝から一日ひたすら実験しておりました。収穫があったのは、別のプロジェクトでダメかと思っていた条件が、意外といけそうなことがわかったことです。それに伴って次の新しい問題も明らかになってきたのですが、それ自体が進歩だと思っております。

2017年12月23日土曜日

最近見た良い映画

先日、子供と一緒に池袋に「かいけつゾロリ」の最新映画 『かいけつゾロリZZ(ダブルゼット)の秘密』を見にいきましたが、これはすごく面白かったです。

私はそうとは知らずに行ったのですが、この日は上映後に原作者の原ゆたかさんを招いたトークショーがあって(なぜか大人の観客が多いなとは思っていましたが・・・)、原さんを初めて生で見ることもできたのも感慨深かったです。

ストーリーは「バックトゥザフューチャー」と「三丁目の夕日」と「シンゴジラ」と「(帰ってきた)ウルトラマン」と「紅の豚」をごちゃ混ぜにしたような(おそらく意図的に)したようなものなんですが、これが信じられないくらい奇跡的に面白くて感動的でした。

子供はもちろんですが、大人が見ても面白いように、いろいろと遊びの要素(例えば上に挙げた映画のパロディなど)が仕掛けられているのが良いです。ゾロリーヌとロン先輩は非常に魅力的なキャラクターに描かれていました。子をもつ父親としてはロン先輩に感情移入してしまいますね。もしかすると極私的には「君の名は。」に匹敵するくらい面白かったかもしれません。劇場公開が終わったら日本の航空会社の国際線の機内で見れるようにしてほしいです。

もう一つは旧ソ連の伝説的脱力系SF映画である「不思議惑星キン・ザ・ザ」を、サイタマ市の図書館で借りたDVDで見ました。これは京都に住んでいた頃に映画館で見て以来でしたが、今見ても、設定とか美術とか砂漠でのロケとか、スゴイ映画です。そしてこのDVDを所蔵作品として選んだサイタマ市の図書館のセンスが素晴らしいと思っております。

2017年12月19日火曜日

よいこと

たまにはよいこともあるもんだ、と。これで正月は心穏やかに過ごせそう。

とは言っても、その間に依頼された原稿を書かないといけませんけどね。

2017年12月18日月曜日

来年の神経科学大会シンポジウム

来年7月26日から29日まで神戸コンベンションセンターで開かれる第41回日本神経科学大会の第2日目(7月27日)の午前に「最先端光イメージングによる深部脳観察へのアプローチ」と題するシンポジウムのオーガナイザーを務めます。

まだだいぶ先ではありますが、ご興味のある方は是非ご来場ください。

2017年12月16日土曜日

村上春樹のエッセイ

このところ書店をぶらぶらしていても読みたいと思う本に出会わなくて困っているのですが、最近読んだ村上春樹の「職業としての小説家」という本はなかなか面白かったです。

講演調の平易な文体でかかれた自身の創作に関するエッセイで、この手の作品としては、私にとっては夏目漱石「私の個人主義」や大江健三郎の「私という小説家の作り方」と同じくらい、作家の内面をうかがい知ることができて面白かったです。

村上流の、のらりくらりとまわりくどく書いたあげく、あるところから逆説的かつおもむろに問題の核心に迫るあたり、夏目漱石の講演にも近いものがありますね。

村上春樹の書いていることには、もちろん共感できる部分とそうでない部分はあるのですが、彼のエッセイが私にとって面白い理由には、巧みな比喩のおかげで、彼の思考が「そう来たか」とか「あるある」的にわかった気になる、ということがあります。あと話の筋はシンプルでロジカルですので、読んでてかゆいところに手が届く的に、自分の見方や考えを代弁してくれている気になることもありますね。

村上春樹には「やがて悲しき外国語」というエッセイもあって、これは彼が1990年代初めにプリンストン大学に招かれて現地に滞在(2年半?)したときの体験に基づくものです。これも私はアメリカに住んでいた頃、サンフランシスコの紀伊国屋書店で買って読んだ好きな作品です。先月私がアメリカ出張でプリンストンを初めて訪れたときも持っていって、ホテルで楽しく読みました。

私は昔から好きな小説や映画の舞台となった土地を実際に訪ねてみることは好きだったのですが、自分の体験と比較しながら作家の体験を追体験する、というのも読書の楽しみの一つですね。

ちなみに、私は村上春樹ファンと呼べるほど、彼の作品はたくさんは読んでおりません(特に最近の作品は全く読んでいない)。その中で一番好きなものと聞かれたら、やはり「ねじまき鳥クロニクル」の中の「間宮中尉の長い話」です。


2017年12月15日金曜日

うれしい訪問

私も研究者のはしくれとして、ときどき他の先生の研究のお手伝い(お手伝いと呼べるほどのものかも怪しいのですが)をさせていただいております。

昨日も、私が非常に面白いと思っている研究をされている先生が、深部脳イメージングをされたいということで、わざわざ実験手技を見学するために訪問してくださいました。

前回ちょっとだけお手伝いさせていただいたのは、もう2年くらい前になるのですが、その後も着実に成果を積み重ねておられて、非常にうれしい訪問でした。実験は、ぜひうまくいってほしいと願っております。

2017年12月13日水曜日

微小な部品を落としたとき

実験をしていると、ときどきうっかりと超小さな部品、特に困るのが高額な光学部品(注:シャレです)を落としてしまうこともありますが、宇宙の彼方に消えたわけではなく必ずどこかに落ちていますので、根気よく探しましょう。床の意外と遠くまで飛んでいるということもあります。

実験台とか手術台とかの上で落とすのはまだマシなほうで、顕微鏡周りとかだと入り組んでいて結構大変です。曲者なのが除振台で、除振台のネジ穴はたいてい底なしで中まで貫通しているので、落として行方不明になる可能性がないとも限りませんのでご注意を。

2017年12月11日月曜日

実験は楽し3

今から年末までは実験に集中できる期間・・・だといいんですけどね。来年2018年にpublishしようと目論んでいるネタのデータを今のうち集めないとと思っております。

あと並行してやっているのは、もう少し長期的なテーマですね。これは今月中に技術的なメドをつけたいです。

2017年12月7日木曜日

「記憶」に残る名演

吹奏楽ついでに、自分が過去に聴いた吹奏楽の演奏で一番感銘を受けたものを挙げると、1991年の吹奏楽コンクールで聴いた埼玉栄高校のシュワントナー「そしてどこにも山の姿はない」ですね。

曲はかなり特殊な編成のいわば「現代曲」で、こんな曲をコンクールでやるのもすごいなと思いましたが、圧倒的な緊張感をもった驚愕の演奏でした。

私が聴いたのは県大会(サイタマシティ合併前の浦和市文化センターで)だったので、たぶん全国大会ではもっと完成度が上がっていたのだと思いますが、後にも先にもあのようなすごい演奏は他では聴いたことがありません。おそらくアマチュアの吹奏楽が到達できる究極ではないかと。他の学校と比べると同じ高校生のはずなのに、まるで大人と子供のような違いでした。

全国大会の音源がyoutubeで残っていますね。これです。

一応、神経科学のブログなので神経科学のことを書いておくと、1991年というのはNMDA型グルタミン酸受容体の遺伝子がクローニングされた年です。その頃、私は自分が将来脳の研究者になるとは全く考えておりませんでした。何十年も昔の出来事(いつどこで何を聴いた)をありありと覚えている、というのは長期記憶の中でもいわゆるエピソード記憶の例になりますね。

2017年12月6日水曜日

吹奏楽の古典的名曲

ネリベルの「2つの交響的断章」、実は最近初めて聴いたのですが、1969年に作曲されたことを考えると今聴いても響きが斬新で、しかも昔の吹奏楽曲に(特に単純な三部形式の曲に)ありがちなクドさがなく、これは作曲当時としては吹奏楽の可能性を追求した傑作ですね。

いや、これは思わず演奏したくなります。なんで現役のときに聴かなかったのかと悔やまれますね。

実はネリベルって「フェスティーヴォ」しか聴いたことがなく、しかもフェスティーヴォあんまり好きじゃなかったんですが(昔のコンクールの2部や4部で盛んに演奏されていたので)、これでネリベル見る目が変わりました。

あとオリジナルの古典で好きなのは、チャンスの「呪文と踊り」ですね。これも作曲されたのが1960年だと最近知ってちょっと驚きました。リードだってまだまだ「音楽祭のプレリュード」書いてた頃です。序奏部(呪文?)から急速部(踊り?)に移行するところの打楽器の緊張感なんか良いですね。

1960年といえば、神経科学でいえばHubelとWieselが当時最先端のタングステン電極で視覚野から細胞外記録とってた頃ですよ。そんな昔の頃の話です。


2017年11月30日木曜日

時差ボケ防止法

「防止法」というよりも「軽減法」なんですけどね。私は以前は時差ボケがきつい方だったのですが、最近はなんとかコントロールできるようになりました。ただ単に加齢で体内時計が緩んだだけなのかもしれませんが。

(1)飛行機に乗り込んだら離陸前に腕時計を到着地の現地時間に設定し、フライト中は現地時間にしたがって過ごす。
(2)離陸したら、アイマスクと耳栓を着用してすぐ寝る(現地は夜だから)。
(3)機内サービス以外の時間はひたすら寝るように努力する。なるべく多くの時間寝る。

基本的に日本からアメリカに行く場合を想定しています。日本からだと現地時間の午前に到着という場合が多いと思いますが、最近はぎりぎりの日程で行く場合が多いので、到着したら空港から学会場に直行して、午後には学会に参加しているということが多いです。

学会では演題を見たり人に会ったりとすぐに仕事が待っているので、行きの飛行機ではとにかくアイマスクや耳栓で感覚を遮断して、なるべく多く睡眠を確保して体を休めることですね。飛行機の中は明るくても現地は夜なので。映画を見たり、ゲーム(テトリスとか?)をしたりとかは、帰りの飛行機ですれば十分です。日本に帰国する便は午後や夕方に着くことが多いので、飛行機の中でどう過ごそうとも、少し起きていればすぐに休めるので。

現地での過ごしかたは、もう「明るい間はとにかく起きていて、暗くなったらとにかく寝る(少なくとも寝るように努力する)」という原則を徹底するしかないですね。

2017年11月24日金曜日

2017年11月23日木曜日

国際シンポジウム終わりました

シンポジウムは無事終了しました。準備期間は約2ヶ月でしたが、参加した方々から「面白かった」といっていただけたり、懇親会で参加者同士の新たな交流が生まれたりするのを見ると、やってよかったなという気持ちになります。

ドイツから呼んだ特別講演のDR教授は、私と同年代でしたが、移動の車の中では、研究や文化などについていろいろな話をすることができました。もともとバイオエンジニアリングが専門で、これまで神経科学についてはあまり接する機会がなかったようでしたが、最近開発した技術の今後の神経科学への応用が期待されていることもあって、今回の訪日で神経科学の面白さに触れ、研究の新しいアイデアを得られたようでした。DR教授の今後の研究の発展に少しでも貢献できれば幸いです。

国内の講演者の先生方も、どなたも素晴らしい研究発表をしてくださり、改めて研究の面白さに気づかされた一日でした。

振り返ってみると、それまで面識もなく、論文を読んで初めて知った海外の研究者へ招待のメールを書き、先方がその招きに応じて来日してくれたことで、これらすべてのことが実現したわけですから、そうしたきっかけがなければこれらのことが何も起こらなかったことを思うと、あらためて人生は不思議だなという気分になります。まあとにかく、一歩踏み出してみることですね。

2017年11月20日月曜日

国際シンポジウム開催のお知らせ2

明日11月21日(火)の午後1時半から5時まで、埼玉大学において「全脳/全組織細胞活動イメージングのフロンティア」と題する、イメージングの国際シンポジウムを開催します。

本シンポジウムでは、光音響イメージング(optoacoustic/photoacoustic imaging)による脳活動イメージングの第一人者であるドイツTechnical University of Munich/Helmholtz Center MunichのDaniel Razansky教授による特別講演の他、ショウジョウバエや線虫などの単純な生物からマウスや植物などのより高等な生物まで、幅広い生物を対象とした大規模イメージング研究でご活躍中の先生方をお招きしてご講演をいただきます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

詳しいご案内はこちらです。

2017年11月19日日曜日

日本で研究するということ

国立大学独法化以来、諸外国に比べて日本の科学研究の衰退が顕著になったということで、国が今頃になって慌てて対策を打ち出していますが、現場の人間から見ればそのような没落も当然だなという気になります。

私も常々できるならば世界の最先端と渡りあえる研究をしたいと思ってはいますが、不安定なポジションと限られた研究費とでは、試せるアイデアの数は知れていますし、例えあるアイデアがうまくいきそうとわかったとしても、どこまでそのアイデアを発展させられるかには、おのずから限りがあります。プリンストンを訪問したときに、ランチやディナーで日本の研究の状況を話すと、向こうのポスドクや院生は「え?」みたいな反応でしたしね。

まあ、研究費の配分を決めたり、研究を評価する立場の人たちから言えば、「そんなこと言わず頑張れ」とか「まずは成果を出してからものを言え」とか「大変なのはどこも同じ」とかいうことになるのかもしれません。ただ学会で海外の研究の進み具合を見たり、実際に海外のトップレベルの研究室を訪問してその研究環境を目の当たりにすると、これは竹槍でB29を落とせと言われているに等しいな、という気になってきます。私は、最近の日本という国は政治の劣化が甚だしく、もうあんまり本音では科学研究とか教育とかに投資しようという気がない国なんだろうと思っています。私自身は、残念ながら日本の研究環境を変えるほどの影響力はもっておりませんので、なるべくそういう不毛な精神論に陥らずに、自分の研究のレベルが自分で許容できるうちは、できることをしていこうと思っています。

日本の中では、社会保障も医療も教育も子育ても雇用対策も大事ですし、その中で科学技術に関連する予算は例外的に優遇されているということは重々承知しております。ただ、まあ一市民としては、ほんとあんな衆議院の解散総選挙で600億円とか使うんだったら、その一部でいいから研究にまわしてくれよと思ってしまいます。日本の中でも国際的に優れた成果をあげている研究室はもちろんありますが、なんというか、それはいわば多弱の中にある例外のような特異点で、アメリカのように優れた研究室がたくさんあって面的な厚みを生み出している、というのとはちょっと違うんですよね。

日本でそのような一部の有力研究室の影にある層を持続的にサポートできるようなシステムがあればいいのですが。それからやっぱり科学は人間がするものなので、人ですよね。私はなんだかんだ言って自分の生まれ育った日本は(そしてサイタマは)好きなので、日本で良い研究ができるようになればと願うのですが、なんというか日本の科学は、近年ノーベル賞を受賞されてその業績が評価されているような先生方やその世代が、長い年月と努力をかけて築き上げてきた遺産を食いつぶして、だんだんやせ細っていっているというのが私の印象です。

私自身はそのような状況でどうやって良い研究を続けていったらいいのかはよくわかりません。何も言わないとこれでいいとお上の人たちは思ってしまいますから「科研費落ちた日本死ね」とか「公募落ちた日本死ね」とか書いておいたらいいのかな。。。それはともかく、たぶん個人のレベルでは、SfNのような海外の学会には毎年行って、分野全体の動向を常に把握することは必要なんだろうなとは思います。でないと井の中の蛙だったり、日本の研究と外国の研究を分けて考えるダブルスタンダードに陥ってしまうので。私は自分の研究が海外の研究者からも認められるレベルであって欲しいと望んでいます。そして自分の持っているアイデアの中で、まだ他では(少なくとも学会発表のレベルでは)研究されていないテーマを伸ばしていくことでしょうか。それが「敵を知り己を知れば・・・」ということにつながるのかもしれません。

SfN終わりました

まあなんだかんだ言って、出張先で家族が喜びそうなお土産を探して買ったり、帰ってきて家族と一緒の時間を過ごすのは、やっぱりいいなと思いますね。子供はポケモンが好きなのですが、アメリカと日本では登場人物(サトシはAshになっている)やポケモンの名前が違うので、英語の本を読み聞かせる時はいちいち子供に聞いて、日本名に変換しなくてはなりません。

帰りは久々にアメリカの航空会社を利用しましたが、出発は遅れるし機内食の味はアレだし、やはり日本の航空会社はいいなと思いましたね。フライトが14時間くらいあったので、ビデオで「君の名は。」があったのでまた繰り返し見てしまいました。瀧が口咬み酒を飲んで足を滑らして見る黙示録的シークエンスとか、彗星がいよいよ降ってくるあたりはビジュアル的にも好きな場面です。音楽もよいですね。

2017年11月17日金曜日

プリンストン訪問

プリンストン大学の訪問は忘れられない一日となりました。今回は、二光子レーザー顕微鏡が神経科学に導入されて以来、20年以上にわたってイメージングの最前線で活躍しているDWT教授の研究室を訪問しました。午前中にインフォーマルセミナーをし、忙しい中で時間を割いていただいたDWT教授と短い議論をした後、午後にはマウス用バーチャルリアリティの元祖とも言える美しいセットアップを見ることができたのは極私的に感慨深かったです。個別に議論した大学院生やポスドクの人々も皆、知的でフレンドリーで素晴らしい人たちでした。

キャンパスはまるで公園の中のように自然が豊かで、紅葉が美しかったです。大学内にある美術館は世界中の美術作品が集められていて、こんな素晴らしいコレクションをただでいつでも見れるなんて羨ましいです。新しく建てられたNeuroscience Instituteはモダンな建物で、研究者同士の交流が自然と図られるように巧みにデザインされていました。

なんか、ものすごく知的な刺激を受けた一日でした。本当にこういうところで研究できたらいいなと思いましたよ。留学を考えている人にもおすすめできそうです。

2017年11月14日火曜日

オーロラ見ました

SfN行きで乗った飛行機がカナダのあたりを飛んでいるときに機内アナウンスがあり、なんと飛行機の窓からオーロラを見ることができました。

実際に機上で見るオーロラは、空にぼうっと緑の光が見えるという感じですね。「一生に一度は見たい」と言われるオーロラがこんなタイミングで見えるとは、なんともラッキーでした。

2017年11月11日土曜日

SfNで残念なこと

今年は14日(火)にポスター発表を予定しています。このネタでポスター発表するのはこれで最後にしようと思っております。

SfNは毎年11月中旬に行われることが多いですが、たびたび残念に思うことは、この11月14日のサイタマ県民の日に、わが故郷にいることができないことですね。

ちなみに小・中・高校のときは、毎年この日は学校が休みでした。おとなりのチバ県あたりでは、サイタマの子供達が東京ディズニーランドに押し寄せる日としても知られています。

2017年11月1日水曜日

もうすぐSfN

来るべきときに備えていろいろ前倒しにやっております。

気がついたらもうすぐSfNです。今年は学会のあとにプリンストン大学に寄ってインフォーマルセミナーをすることになっております。何を話そうかな。

2017年10月25日水曜日

実験は楽し2

今日試したこれは動きそう。これと以前試したアレを組み合わせたら、やりたかったソレができそうです。

2017年10月23日月曜日

実験は楽し

実験の合間に論文書きしているのか、それとも論文書きの合間に実験しているのかわかりませんが、とりあえず今は実験できる時間がとれるようになったのは嬉しいです。来月はアメリカの学会と、帰ってきてからはシンポジウムがありますので、この時期に新しいプロジェクトを少しでも前に進めておかないいけません。

さきがけ時代にアドバイザーの先生の一人がおっしゃっていたことですが、「実験しながら論文をかけるようになりなさい」と。研究者としての生産性を保つためのアドバイスだと思うのですが、そのとき先生がおっしゃっていたことが、今やっと少しできるようになってきたかなと。もちろん、そういう環境にいるからそうなっただけのことですけどね。

2017年10月20日金曜日

Xデー来る

以前会って投稿の予定を伝えていたエディターに、これから原稿を送るからと2日ほど前にメールをし、今日先ほど投稿を終えたところです。

かなり紆余曲折はあったのですが、一応自分の置かれた条件でできることは全てしたつもりです。成功のチャンスを最大限にし、一つの機会からなるべく多くのことを学ぶこと。もし研究を登山に例えるなら、第一著者はチームの中で頂上を目指すアタック隊にあたります。それにふさわしい技術と精神力がなければなりませんが、国内外の何人かの方々からいただいた今回のご協力には本当に心から感謝したいです。

「つねに行為の動機のみを重んじて、帰着する結果を思うな。・・・精励して義務を果たせ。・・・なぜならこのような淡白な沈着だけが、精神的なるものへの熱中であるから。・・・まことの賢者はこの世における結果の善悪を顧慮しない。それ故、お前の理性をそのように訓練することを努めよ。理性のそういう訓練は、人生における貴い芸術の一つだ。」(ベートーヴェン)

2017年10月19日木曜日

地味に孤独な校閲オヤジ

投稿前の恒例行事として、原稿をあたかも初めて読むかのごとく新鮮な気持ちで読み直して間違いを探すんですが、繰り返し読んでも読むたびに新しい間違いに気づくのは、賽の河原か、はたまたシジフォスか、本当にこの世の七不思議の一つと呼びたい気分になります。

論文を書く作業のうち、一番苦痛なところかもしれません。

2017年10月17日火曜日

チャンスは作るもの

書きたいことが次々とでてくるのは、研究者としては健全なことだと思っています。

2017年10月14日土曜日

シンポジウムの企画

シンポジウムの企画が研究者にとって有意義なことの一つは、それまで知らなかった他の優れた研究者と新しいネットワークが広がることです。

特に外国人を招く場合は、自分が面白いと思う論文を書いた研究者と個人的に知りあえる、というのは大きいです。全く面識がない人でも、こちらが礼儀と敬意を示せば、かなりフレンドリーな返事をもらえることはよくあります(有名で忙しそうな人ほど即断即決ですぐ返事をくれる、ということもよくあります)。コンタクトのコツは、あまり躊躇することなく、自分を一歩前へ押し出すことですね。

「僕の考えでは、僕らのような普通の人間と僕らの賞賛する人たちの間にある最も大きな壁は、僕ら自身の恐れだ。情報をくれたり仕事の世話をしたりしてくれそうな利口で有力な人脈のある人たちと知り合いになるのは、自分を高める最善の方法なのに、僕らの多くは試すことすら怖がっている。・・・(中略)・・・人脈を作るために必要なのは謙虚さを少しだけ抑えること、それだけだ。」(Chad Fowler『情熱プログラマー』)

2017年10月12日木曜日

カリフォルニアの山火事

ワインの産地で有名な、ナパ、ソノマを含むかなり広い地域が焼けていているとか。心配ですね。景色もきれいで食べ物も美味しいところなので、サンフランシスコに住んでいたときは、ときどき遊びに行きました。

ちなみに、誰もが知っているWindows XPの野原の丘のデスクトップ画面が、ソノマバレーで撮られた写真を元にしているというのは有名な話です。確かにそんな感じの丘が一面に広がっていたかもしれません。

2017年10月9日月曜日

ファーストオーサーシップにこだわるわけ

論文を映画に例えたら、第一著者は主演、責任著者(corresponding author)は監督、最終著者はプロデューサー、というところでしょうか。最近は主演兼監督でよく書かせてもらっています。自分の世界観が表現できるということですので、非常にありがたいことです。

とりあえずファーストの論文数は、私の大好きな(超寡作の)タルコフスキーが生涯に作った映画の数を超えることはできました。作品の質は比べものになりませんがね。。。

結局のところ「自分の仕事」と呼べるのは、ファーストかコレスポかラストで書いた論文だけだと思いますので、研究者である限りそこにはこだわっていきたいと思います。

2017年9月30日土曜日

国際シンポジウム開催のお知らせ

来る11月21日(火)の午後1時半から5時まで、埼玉大学において「全脳/全組織細胞活動イメージングのフロンティア」と題する、イメージングの国際シンポジウムを開催します。

シンポジウムでは、光音響イメージング(optoacoustic imaging)による脳活動イメージングの第一人者であるドイツのDaniel Razansky教授の特別講演の他、ショウジョウバエなどの単純なモデル生物からマウスや植物などのより高等な生物まで、それぞれの生き物を対象とした大規模イメージング研究の国内の第一人者の先生方をお招きしてのシンポジウムとなります。

非常に面白いシンポジウムになると思いますので、ご興味のある方は是非ともご来場ください。

どうぞよろしくお願いします。

2017年9月29日金曜日

投稿モード

世間は選挙モードですが、私は投稿モードです。
ようやくカフカの城に攻めこもうかと。

自分がやっている研究のはずなのに、自分がその意味をきちんと理解していない、ということはよくあることですので、この機会にその意味を何度も自問しながら理解を深めていきたいと思ってます。

2017年9月20日水曜日

憂国2

臨時国会冒頭での衆院解散となったら議会制民主主義の危機ですね。政治がここまで劣化したとは本当に嘆かわしいです。

2017年9月16日土曜日

美と科学の接点

土星の大気に突入してその任務を終えたNASAの探査機カッシーニが最後に送信したとされる土星の輪の写真は本当にため息がでるくらい美しいですね。私も脳のイメージングで、これに匹敵する画像がとれるだろうかと自問せずにはいられません。

2017年9月7日木曜日

matlabでプロットのY軸を反転する

set(gca,'YDir','reverse')
です

imagescで原点を左下にしたいときは逆に、
set(gca,'YDir','normal');
です。

内なる声

なんか易きに流れてはいけないなという気がします。そういう内なる声が聞こえる気がしますね。

2017年8月28日月曜日

「深海2017」展行ってきました

生き物好きの我が家としては必見の「深海2017」展を見に、家族で上野の国立科学博物館に行ってきました。

うちは科博はよく行くんですよね。 特に昆虫と恐竜の展示室がお気に入りです。

夏休み最後の日曜日ということもあって、ものすごい人出だったんですが、貴重な深海生物の標本を見れたのは良かったです。

生物も良かったですが、深海研究の展示もかなり充実していました。個人的に萌えたのは、JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」のドリルパイプとドリルビットが展示してあったことですね。これで海底掘っているのかと思うと胸熱でした。

深海研究はロマンがあって、ちまちましたバイオ系の研究から比べるとなんだかうらやましいですが、私のやっている深部脳イメージングでも、深いところでニューロンが見えると、たしかに深海魚でも見つけたように嬉しくなります。

深海業界では200m以上を「深海」、6000m以上を「超深海」と呼ぶのだそうですが、一応、深部脳を見ることを仕事としている私としては、大脳皮質5層または皮質下(1mm程度以上の深さ)を「深部脳(deep brain)」、通常の対物レンズの焦点距離を超えた深さ(3~4mmよりも深く、内視鏡的アプローチを必要とする深さ)を「超深部脳(ultra-deep brain)」とでも呼びたい気分ですね、というか、最近では実際呼んでいます(こないだの論文にも書きました)。

あと、関連してNHKスペシャルの「DEEP OCEAN」も良い番組です。久石譲のスティーブ・ライヒ風ミニマルミュージック的な音楽も、涼しげで良いです。

2017年8月26日土曜日

まだまだ甘い

いろんな人と話してみると、研究者として自分はまだまだ甘いなということがわかりますね。そこにまだ大きな伸びしろがあるということがわかります。これでまた成長できます。

2017年8月25日金曜日

700万県民の悲願

花咲徳栄高校が今年の夏の甲子園を制覇したということで、大サイタマで生まれ育った私としては、非常に感慨深く思っております。

ちなみにここの高校、私の母の実家への途中に最寄り駅があるということで、子供の頃から馴染み深い名前だったんですよね(読み方難しいし)。当時駅前には何にもなくて、母に連れられて乗った東武線車両の何かが焼け焦げたような独特の臭い(わからない人は「東武線 ブレーキ 臭い」で検索)とともに、幼い日々の記憶の一コマとなっております。

その学校が、今では甲子園優勝校として国民に広く知れ渡るとはなんとも感慨深いです。同じ大サイタマの地元企業「ファッションセンターしまむら」が、今や全国的な人気を誇っているというのと同じくらい感慨深いですね。

2017年8月23日水曜日

感想戦ーBiomedical Optics Expressのこと

今回、論文が受理されたのはBiomedical Optics Expressという、アメリカの光学の学会であるThe Optical Societyのオープンアクセスジャーナルの一つです。

バイオ系の人にはあまり耳慣れないと思いますが、イメージング業界では結構有名な研究者も投稿していて面白い方法論の論文が出たりします。インパクトファクター的には3を超えるくらいと、一見高くはありませんが、Wikipediaの解説によりますと、”It is considered as one of the top journals in the field of optics.”だそうです。光学関係の雑誌はNature Photonicsが突出していて、あとは似たりよったりというところなのかもしれませんが、「トップジャーナル」かどうかはともかく、分野の中では良い雑誌であることは確かです。

今回の論文は、バイオ系のジャーナルやオンラインメガジャーナルではなく、あえて工学系のジャーナルに出そうと思っていました。IF5のメガジャーナルとIF3の専門誌だったら、私だったら後者に通った方が学問的満足度が高いです。今まで馴染みのなかった分野ではありますが、アメリカの学会誌の査読に論文が通ったということで、イメージングに関わる者としてはちょっとだけ自信になりました。

ジャーナルはExpressという名前がついているだけあって速報誌としての側面もあり、2人の査読者からの査読は投稿後3週間で戻ってきました。査読者はおそらく一人は脳のイメージングの専門家、もう一人は光学の専門家という感じでしたが、どちらも真っ当なコメントだという印象でした。速報誌だからなのか、規定ではrevisionを10日以内に返せということだったのですが(そんなムチャな)、追加の実験や解析で結局1カ月以上かかりました。あと、いちいち書きませんが、細かなことでは分野が違うことで多少カルチャーショックを受けることもありましたね。

でも投稿から受理まではちょうど2カ月くらいで、スムーズにいった方ではないでしょうか?査読はバイオ系のジャーナルよりもpickyでないかも。工学系の研究者が、なんで毎年のように論文がでるのか、ちょっとだけわかった気がします。

2017年8月19日土曜日

研究者という職業

論文をある程度自分の思い通りに書けるようになると、研究者というのは自分の考えを一連の論文という形で表現して世に問うことができるわけですから、これはなかなかいい職業だな、ということになります。

技術から表現へ。これは芸術家にも共通する要素ですね。私が研究者を志した理由の一つでもあります。

2017年8月18日金曜日

zワザ発動、あるいは悟りの境地、あるいは諦念プシガンガ

結果を思い煩うことなく、なすべきことを淡々となせば、それで良いような気がしてきました。

そう思えるのは、たぶんあのおかげです。

2017年8月16日水曜日

研究ファースト

振り返れば、今の研究環境に移って1年半たらずで、first&corresponding authorとして4報(原著3+総説1)publishしました。

それまでが出なさすぎたというのもあるのですが、一応その気になれば何かは出せることがわかったのは、個人的には収穫だと思っております。今はとりあえず数を書いて経験を積むことに専念しておりますが、あまり小さな論文をたくさん書いていても研究者としての評価には限界がありますので、そろそろ量ー質転換を図りたいと思っています。

研究の生産性でおそらく大事なのは、研究が毎日の中心にあるかどうか、ですね。今どきに言えば「研究ファースト」です。論文を出すことが目的であれば、論文を出すことが中心にあるかどうか。当たり前のように聞こえますが、諸事情で当たり前のことができない、ということも世の中には往々にしてありますので。

今は、特に積極的に職探しもせず、研究費も科研費以外は応募せず、学会やセミナーにあんまり呼ばれることもなく、無駄なことをする必要はないので、研究に集中することができて本当にありがたいです。特に職探しとグラント書きは、論文書きと同じ認知的リソース(完成度の高い文章を仕上げて審査のために送る)を競合することになりますので、研究の大敵です。たぶん、これをなるべくしないでいい環境に身を置く、というのが、研究を進めるための最大の秘訣ですね。まあ、もちろんそんなことができれば、の話ですが。

2017年8月14日月曜日

サンフランシスコから2

サンフランシスコは聞いていたとおり涼しいですね。最高気温が22度とかですから、東京の夏など忘れてしまいそうです。

しかし、アメリカという国は来ると、なぜだかそれだけでなんとなく前向きな気分になれますね。国土が広いせいなのか、気候のせいなのか、大らかな雰囲気のせいなのか、なんとなく自然に「良い研究をしよう」と思えて、しかもそれができそうに思える、というのが不思議です。

日本にいると感じる、なんとなくせせこましくてみみっちい感じとか、窮屈で無理をしているような感じはどこから来るのだろうと。良い科学の敵だと思うんですよね。これってかなり重要なことだと思うんですけど。

サンフランシスコから

昨日、アメリカ時代の研究室の同窓会シンポジウムがあって、昔の仲間と再会して楽しい一日を過ごしました。

一つの研究室の出身者だけで、これだけ質の高いシンポジウムができるというのはすごいです。不肖私もちょびっと講演の機会をもらい、海馬の認知地図の可塑性と視覚野の可塑性の共通点など、かなり内輪ネタ的な内容を話して楽しませてもらいました。

もとより業績も人柄も素晴らしい先生なのですが、これだけの人を育ててきたというのは本当に偉大だと思います。私なんかはどちらかというと出来の悪い弟子なのですが、それでもそのような偉大な伝統の端っこにつながっていることを、ひそかに誇りに思っております。

2017年8月11日金曜日

論文公開のお知らせ

高速可変焦点機能を備えた二光子内視鏡を用いた深部脳イメージングの論文が、米国光学会The Optical Society(OSA)のBiomedial Optics Express誌にオンライン公開されました。

Fast varifocal two-photon microendoscope for imaging neuronal activity in the deep brain
Masaaki Sato†, Yuki Motegi, Shogo Yagi, Keiko Gengyo-Ando, Masamichi Ohkura and Junichi Nakai† (†corresponding authors)
Biomed. Opt. Express, 8(9), 4049-4060, 2017

2017年8月8日火曜日

寒い夏、再び

今週末はサンフランシスコのシンポジウムで講演予定なんですが、現地の知人の方から、「寒いのでジャケット忘れずに」と言われています。

そういえばサンフランシスコの夏は霧で寒かったなあと思い出しました。慣れるとあれが自然のエアコンみたくていいんですけどね。私が住んでいたときは、夏にマフラーをしている女性を見かけました。もしサンフランシスコの夏が暑くなったら、温暖化で地球も終わりかもしれません。

2017年8月4日金曜日

内視鏡レンズのコレクション

内視鏡イメージングに関わるようになってまだ1年ちょっとしか経っていないのですが、自分で買ったり、会社がサンプルで送ってくれたりしているうちに、手元に内視鏡レンズ(GRINレンズを含む)がたくさん集まってきてしまいました。数えてみると5社で10種類以上はあるでしょうか。

全部を使ってみたわけではないですが、使うとそれぞれに個性がある、というのはわかります。私は座学で光学を学んだことはないのですが、光というのはつねづね不思議なものだと思っています。

私が今のところ期待しているのは某社の内視鏡レンズですね。他の会社にはない技術を生かした優れた特長があります。現行ではまだ難しいかもしれませんが、改良されれば非常に良いものになる可能性があります。

2017年8月2日水曜日

明日のセミナー

午後5時半から東京理科大葛飾キャンパスで「マウスのバーチャル空間認識の脳内メカニズム」と題するセミナー講演を行います。どうぞよろしくお願いします。

2017年7月31日月曜日

2017年7月28日金曜日

今日の出来事

抜擢されても、能力や資質のない人間には要職は務まらないんだな、ということが良くわかる出来事でした。

ソーラボ Bergamo2のその後

アメリカ本国のエンジニアに立ち寄っていただいて、ソフトウェアを最新バージョンにアップデートしていただきました。使い勝手は改善されていそうです。

2017年7月26日水曜日

奇跡を願う心

先々月投稿した論文のrevisionの期限が迫っておりまして、再び緊張感のある日々を過ごしています。

ある小説や映画や演劇がその創作過程において作品として成立するか、というのもそうだと思うのですが、ある研究プロジェクトが論文として成立するかどうか、とか、投稿した原稿が最終的に受理されるかどうか、というのは、一回一回がユニークなケースであるわけですから、毎回その都度、奇跡が起こるのを願うようなところがあります。

今回も無事通ってくれることを願っていますが、どうでしょうか。迷わず成仏してほしいものだと思っています。

2017年7月23日日曜日

ソーラボBergamo2の良いところ

先日のソーラボジャパンのランチョンセミナーで、私がThorlabsの二光子顕微鏡Bergamo2でとったマウス脳のムービーを紹介していただきましたが、私がBergamoを使っている理由は・・・

(1)価格が手頃
JSTさきがけの予算内で顕微鏡とレーザーの両方を買わないといけなかったので、買える機種は限られていました。

(2) モジュール化されている
好きな部品を組み合わせて顕微鏡システムを構築することができるので、無駄な機能を省くことができます。大手メーカーの二光子を買うと、共焦点ユニットや可視光レーザーも付いてきてしまいますが、in vivoイメージングにはとりあえず必要ありません。私は顕微鏡は画像さえとれれば良いと思っていますので、ボディの電動制御はz軸のみで、目視用のtrinocularもつけていません(代わりに安いCCDカメラをつけてモニタ上で観察部位を確認しています)。余計なパーツは、ガンダム世代の私に言わせれば「ジオングの足」のようなものです。宇宙空間でなら無くても戦えます。

(3)in vivoカルシウムイメージングに必要な機能は備えている。
検出器はGaAsP、スキャナはレゾナントが必須ですが、Bergamo2はそのモジュールが用意されています。

私は予算の都合でレーザーは分散補償なしのものを使っていますが、比較的表面(200-300um)の細胞を観察するならそれで十分です。私の友人(日本およびアメリカ)でも、in vivoイメージング用に分散補償なしのレーザーを使っている人は結構います。そんなに深いところを見なくても、工夫次第でまだまだ重要な発見をすることはできます(そう思いたいです)。お金がある人は分散補償のついたレーザーを買うと、深さや明るさが多少は改善するのかもしれませんが、私ならそのお金で何か他のものを買います。

あと、詳しい話を聞きたい方は直接ご相談ください。ちなみにソーラボが限定生産で赤く塗ったシャア専用モデルを発売するという話は聞いたことがありません。スキャン速度が通常の3倍になるとうれしいんですがね。

2017年7月20日木曜日

学会始まりました

今年は2日目にポスター発表をすることになっております。
しばらくはひっそりと仕事に専念しようと思っておりますが、 見かけたら声をかけていただけると幸いです。

2017年7月17日月曜日

論文は数か質か

数ばかりで高インパクトのものが少なければ「質が良くない」と批判され、高インパクトで数が少なければ「数が少ない」とこれまた批判されるわけですから、おそらく答えは「数も質も」ということになります。

まあ、それが簡単にできるなら誰も苦労しません。研究の評価はますます短期的になってきていますから、何もpublishしない年があるというのは将来の研究費を得る上でのリスクとなりえます。

何人かのラボのメンバーのうち、誰かが当たればしばらくはラボを維持できる、というような大きなラボならともかく、小さな研究グループ(1〜3人くらい)で数と質を両立させるのは至難の技です。結局のところ、手を広げたいのをぐっとこらえて、長期的(3~5年くらい)に大きく発展しそうなプロジェクトを一つと、短期的(1~2年くらい)に成果が読めそうなプロジェクトを一つ並行して進めるのが良いのでしょうね。

2017年7月16日日曜日

そろそろ学会

以前は9月開催だった神経科学会が近年7月開催になりました。9月のときはそろそろ涼しくなった時に学会、という感じが個人的に良かったのですが、7月となると本当暑いです。

夏休みが始まる時期ということもあって、大きな会議場では、この時期に学会とは別の会場で子供向けのイベントが開催されてたりします。うちも子供が小さいので、隣で何をやってるのかはなんとなく気になります。去年の横浜は「世界鉄道博2016」でした。今年の幕張は「ギガ恐竜展2017」です。これはちょっと面白そうですね。

あと今年の夏の特別展で良さそうなのは、国立科学博物館の「深海2017」です。脳も海も深いところが見たいって言うとアレなんですが、単純に深海生物好きなので。なんか人間の想像を絶するような面白い生き物がたくさんいますよね。もう参りましたというような。この地球ってすごいなと単純に思えます。地球と書いて「ほし」と読む。念のため。

2017年7月10日月曜日

導き

研究は、ふと辺りを見回すと、不思議と以前から自分が思い描いていた方向へと進んでいますね。別にそっちに進もうと意識していたわけではないんですが、目の前になぜかそういうチャンスが次々と現れてくるのです。

本当に不思議です。

2017年7月7日金曜日

先々月の投稿その後3

revisionの実験と書き直しは半分くらい終わったところです。
データや装置を改めて見直すと、いろいろ再発見がありますね。

2017年7月3日月曜日

仕事の責任

論文はやはりfirst authorかcorresponding authorとして書けば書くほど、いろんな経験を積んで実力がつくもんだなと思っています。他の共著者との違いは「責任の重さ」というところかもしれません。研究を世に出す責任がありますのでね。

多くの人たちの親切と手助けによっていろいろとチャンスをいただいていて、本当にありがたいことだと思っています。 まだ本当のところでそういう厚意に応えられてはいないのですが、とにかく一歩一歩前に進みたいと思っています。

2017年6月28日水曜日

2017年6月22日木曜日

initial submissionの狙いどころ

一般に、論文の初回投稿時に目標とすべきところは、まず「revisionでひっかかる」ということでしょう。ゴルフでホールインワンがめったに起こらないように、論文が初回投稿でいきなり受理されるというのはかなり珍しいことだと思うので、まずはグリーンにオンさせて、revisionというパッティングでホールを狙うということになります。

まあ、なるべくなら追加実験なし、という絶好の位置からアクセプトを狙いたいところですが、かなり難しい追加実験をしなければならないという、グリーン周りからのチップイン狙いのような場合もあるでしょう。どこに落ちるかは風次第、という面も確かにあります。

このことは研究成果を効率的に出版する上で、どの段階で論文にまとめたらいいか、という問題にも関わってきます。もちろん狙うジャーナルにもよりますが、上に書いたように、仮に完璧に近い形にまとめたとしても、査読ではほぼ必ず何か言われるわけですから、おそらくは完璧ちょっと手前の「これならrevisionでひっかかりそうだ」(=「ターゲットとするジャーナルの査読者が読んだら気に入ってくれそうだ」)と自分で思えるときが、一つのまとめどきということになるだろうと思います。

すなわち論文は初回投稿で査読者の反応を見てrevisionの方向づけをし、これに一つ一つ対応するという具体的プロセスにより受理まで持っていくということになりますが、その意味では、論文とは著者の力だけで完成するものではなく、「査読者の力を借りることで、初回投稿のときより高いレベルで完成させるもの」と考えることもできます。こんなふうに「査読者は(自分の研究を応援してくれる)協力者」と考えるほうが、おそらく精神衛生上もいいんじゃないでしょうかね。

2017年6月19日月曜日

深部イメージングの極意7

こんなに簡単に見れるのだったら、他のグループにすぐにやられちゃいそうですね。世界のトップの裏をかきたいと思います。

それから「仕事は丁寧に」を心がけたいと思います。基本中の基本だよと言われそうですが、できている人は少ないと思うので。

2017年6月16日金曜日

先月の投稿その後2

論文は、オンラインのトラッキングシステムによれば、一人の査読者の査読が終わり、もう一人の査読待ちです。

このジャーナルのシステムは、何人の査読者候補に依頼して、どの人(もちろん匿名です)が査読を引き受けてくれて、それぞれの査読者がいつ査読を終了したかがわかるので、なんだかそれぞれの査読者の仕事ぶりがわかって(例えば必ず締め切り前に返事する人と、締め切りぎりぎりに返事する人と、締め切りを過ぎて返事する人に分かれるなど)興味深いですね。

研究は、この論文の次のネタを仕込んでいるところ。うまくいったら結構いいところにいきそうです。

2017年6月15日木曜日

憂国

元文科次官の記者会見あたりから、メディアも一強政治の弊害を説く論調が増えた気がしますが、今の政権はかなりしたたかです。したたかというか、あざといというか、全て計算尽くなのが透けてみえるんですよね。

なんか、ビッグ・ブラザーですよ。東京五輪が政治の口実になったり、政権が正面切って個人を攻撃したり、権力を監視するはずのメディアがその片棒を担いだり、なかったはずのものが都合よく出てきたりと、政治とメディアの劣化が尋常ではなく、世の中がかなりまずい方向に向かっているように思えて仕方ないのですが。。。

2017年6月14日水曜日

職人のわざ

新しい実験で使う部品の加工を、以前依頼したところに頼んだのですが、小さなものなのに仕上がりはさすがで、見ていて嬉しくなってきました。こんなふうに、モノを見れば仕事ぶりがわかる、というのは素晴らしいですね。使う方もやる気がわいてきます。

2017年6月12日月曜日

ここの大学のいいところ

キャンパスはこじんまりとしていますが、緑が多く、今の季節は木陰が気持ちがいいですね。

2017年6月9日金曜日

氷水の中で泳ぐ

香川県出身の画家の猪熊弦一郎だったと思うんですが、何かの本でニューヨークの美術界を「氷水のようだ」と形容していたのを読んだ記憶があります。競争や批判が厳しい環境を指してそのように言っていたと思うんですが、科学もおそらく似たようなものですね。

日本は居心地はいいけど、なんというか、それに慣れて、俺たちはこれでいいんだと思っていてはいけない気がします。

2017年6月7日水曜日

eNeuro論文のその後

公開からひと月たって、論文はeNeuroのホームページにおけるMost Read Article(月間?)の第1位に選ばれました。

こういうランキングでトップになるのは、なろうと思ってもなかなかできるものではありませんので、予想外の反応に大変感謝しております。

それからRIKEN BSIのトップページのスライドショーでも紹介していただいています(注:その後終了)。ちょっと大々的で恥ずかしいくらいですが、こちらも本当にありがたいですね。次もがんばります。

2017年6月6日火曜日

左手のためのピアノ協奏曲

ラヴェルのこの曲は名曲ですね。冒頭のコントラファゴットの地を這うようなソロといい、ピアノ独奏のジャズっぽい雰囲気といい、かなり独特な曲で私の好きな曲の一つです。ラヴェルはもう一つの(両手で演奏する)ピアノ協奏曲もいい曲ですが、私は「左手」のほうが好きです。最近、ひさびさに通勤の車の中で聴きました。

高校の頃、フランソワ独奏、クリュイタンス指揮のCDを聞いたのが初めてじゃなかったかな。いまだにこの曲を聴くと、高3の5月頃のことを思い出します。

2017年6月4日日曜日

班会議に行ってきました

週末は仙台で行われた新学術領域の班会議に参加してきました。工学とデータ科学と生態学と神経科学の融合したような分野で、面白い発表が多かったです。共同研究の話も一つまとまりそうで心強いです。これはこのままこの道を進めということでしょうね。

行きの新幹線の中では久々に読書をしようと思って、リルケの「ドゥイノの悲歌」を読みました。第一の悲歌と第九の悲歌は私の好きな部分です。それから画家パウル・クレーの「クレーの日記」を拾い読み。この本はどういうわけか、私がサンフランシスコに住んでいた時にジャパンタウンの古本市で偶然に見つけた素晴らしい本(もともとどんな人が持っていたのか)。チュニジア旅行の途中のある日の夕暮れに、クレーが自分の創作の道を見出すくだりは感動的です。こういうのを天啓というのでしょうね。

2017年6月2日金曜日

先月の投稿その後

原稿はquality checkをパスして査読にまわる段取りとなりましたので、これで一安心です。

特に論文に関するやりとりがある間は、寝ている間に外国から重要な(=なるべく早いレスポンスを必要とする)メールが届くことがあるので、夜もちょっと落ち着きませんが、査読にまわってしまえば、その間、投稿した仕事をしばし忘れられますので、この時期に、次のプロジェクトのことを考えられるというのが、またいいんですよね。

今のうちに次の準備を進めてしまおうと思っています。以前のVRイメージングと解析の系をいくつかの点で改善して、より良いものにしようと思っております。

2017年5月31日水曜日

今月の投稿

気がついたらカフカの城よりこっちが先にできあがってしまいましたので、
本日新作の論文を某誌に投稿しました。

何度やっても最後のsubmitボタンを押す瞬間はいいものですね。
こんなにお気楽でいいのかしらと思っております。

2017年5月26日金曜日

eNeuro論文の紹介記事

理研BSIのサイエンスライターAmanda Alvarezさんのブログ"Neurographic"で、eNeuro論文を紹介していただきました(英文)。

Neurographic
What a mouse on a virtual track can tell us about how the brain navigates. 
RIKEN BSIのホームページにも転載されています)

理研の英語ブログ"It ain't magic"でも、英語版プレスリリースを担当してくださったAdam Phillipsさんが紹介記事を書いてくれています(英文)。

It ain't magic
Finding real rewards in a virtual world.

こうした皆さんの熱意に支えられて、私は今日も研究が続けられております。
どうもありがとうございます!

2017年5月25日木曜日

プレプリントサーバの今後

バイオ系のプレプリントサーバであるbioRxivに論文掲載前の原稿を公開する動きが少しづつ広がっています。

私が学生だった頃に、理論物理を専攻していたサークルの先輩(その方は当時も優秀でしたが、今は非常に有名な先生になられました)から「物理では論文はサーバに投稿するので、雑誌というものがなくなった」と聞かされて、そんなものかと思っていたのですが、バイオ系論文は、ようやくその流れに倣ってきたともいえます。

背景には、バイオ系の研究が複雑になり、論文も投稿してから受理されるまで、かなり長い時間がかかるようになったことが研究分野の健全な進歩を妨げているという見方があります。また研究者の業績も、以前にも増してますます短い時間的スパンで評価されるようになってきています。

学会発表もそうですが、プライオリティの確保とスクープされるリスクはバランスですね。今のところ、プレプリントサーバで公開されている論文は限定的で、すぐに既存のジャーナルを置き換えるまでには至らないように思えますが、これは今後の流れ次第だろうと思います。スクープされるリスクを考えると、生物学的な発見の論文よりは、すぐに追いつきにくい新規技術の開発の論文のほうがこうした公開方法に合っている気がします。ちなみにバイオエンジニアリング系の研究は生物学でなく応用物理学として行われていることもありますので、論文はbioRxivではなく、本家の物理学のプレプリントサーバであるarXivに公開されていることもあります。私も重要な論文を一つそちらで見つけました、とはいっても既に最近ある雑誌でpublishされたものですけどね。

2017年5月23日火曜日

なんだかんだで...

論文が出てうれしいのも2、3日ですね。
次の論文は順調に進めば来週あたり投稿できそうな気配です。

次は今までと違った分野のジャーナルに投稿してみようと思っています。
うまく通ってくれるといいんですがね。
論文が次々書けるのは、今の自由な環境のおかげと感謝しております。

2017年5月22日月曜日

eNeuroのこと

SfNのオープンアクセス誌であるeNeuroですが、今回投稿してみた感じはなかなか良かったです。

特に査読はスムーズで、 最初のレビューが1ヶ月ほどで帰ってきて追加実験なしだったのは非常にラッキーでした。major revisionの再レビューは2週間で戻ってきて、最後のminor revision(一箇所だけ書き直し)では、再々投稿の翌日にアクセプトのdecisionが出ました。

受理された後はEditor-in-Chiefの目にとまり、SfNのFaceBookやTwitterで宣伝してもらったほか、Email alertではFeatured Articleに取り上げてもらいました。

新しいジャーナルで、まだ評価は定まっていないところもありますが、SfNのジャーナルということもあり、一定の質は保たれるのではないでしょうか。神経科学全般を取り扱っているのでaudienceの規模としては適当で、他のオンラインメガジャーナルや細分化された専門誌に掲載されるよりもvisibilityは高い気がします。 reviwerのコメントが公開される点や、アンチインパクトファクター的なスタンスはeLifeに近い感じです。個人的には、インパクトファクターが大好きな人は他のジャーナルに投稿してもらい、eNeuroはこのまま独自の路線を貫いてほしいものだと思っております。今後、投稿が増えた場合に今の良さを維持できるかが正念場ですね。

2017年5月4日木曜日

論文公開のお知らせ

バーチャルリアリティを使ったマウスの行動の論文がeNeuro誌にオンライン公開されました。

Hippocampus-dependent goal localization by head-fixed mice in virtual reality 

Masaaki Sato†, Masako Kawano, Kotaro Mizuta, Tanvir Islam, Min Goo Lee and Yasunori Hayashi (†corresponding author)
eNeuro, 4 (3) e0369-16.2017, 2017

理研プレスリリース(2017年5月2日)
マウスでバーチャル空間の認識メカニズムを解明
-海馬の活動と自閉症関連遺伝子Shank2がカギ-

RIKEN Press Release (May 2, 2017)
Finding real rewards in a virtual world

英語版プレスリリースのアニメは動きがカワイイです。妻も見てウケてました。

マイナビニュースなどのニュースサイトや、Society for NeuroscieceのTwitterFaceBookでも取り上げていただきました。どうもありがとうございます。


2017年5月1日月曜日

連休の合い間

なんとかカフカの城への道筋をつけて、もしそこに魔王カスチェイみたいな悪者がいたらそいつを倒して大団円といきたいところなんですが、うまくいくでしょうか。勢い余って「火の車」にならないようにしたいです。

あとは、今のプロジェクトの論文ですね。連休中に形ができてしまえばラッキーです。

2017年4月27日木曜日

まだ道半ば

物事は最後までやり切ってみないとわからないなと思っております。

まだまだ道半ばですね。

迷わず行けよ、行けばわかるさ、です。

2017年4月22日土曜日

研究の面白み

研究だけでなくビジネスなどでもそうだと思いますが、長期的な「仕掛け」をつくることですね。

2017年4月15日土曜日

研究者と漫画家と建築家

今の大学に移ってから始めたプロジェクトの論文を半分ほど書いたところで、これはあと1週間くらい詰めてやったらとりあえずの形にはなりそう。といっても、その1週間がどこでとれるかが問題。

今は論文書きが3つ同時並行で走っていて、そのうち一つはもうすぐ終わりそうな気配です。常に何かを書いているというのは、研究者としては健全な状態だとは思いますが、それなりにしんどいですね。人気漫画家が複数の作品の連載をどうやって同時に描いているのか知りたいところです。

しかし、やはりある程度数をこなせば、私のような者でも、論文を書くのがより速く、より上手くなったという実感はあります。

おそらく良く書く上で一番大事なことは、「心の澄んでいるときに書くこと」と、これに尽きる気がします。集中していないとき、眠いとき、自分がどう書きたいのか自分で理解できていないときは、書いたものも、もにゃもにゃっとしたものになってしまうので。もうちょっと格好良く言うと、書いているときに「自分の創造性の源泉につながることができるかどうか」。これが成否の分かれ目です。「アーチになりたい」というレンガの声を聞いたルイス・カーンも、そんな心境だったのでしょうか。

2017年4月10日月曜日

キャンパスを歩いていると・・・

新入生に建物や教室の場所を聞かれることもあるんですが、私も他の学部学科のことはよく知らないんですよね。ごめんなさい。

2017年3月31日金曜日

ぼやき

なんとか、カフカの城にたどりつこうとしているところ。
いや、魔王の城かもしれないな、勇者ヨシヒコ的に言えば。

昨日はちょっと道が開けた気がしたんですけどね。
まだ内なる鉱脈を探し当てられていないという感じです。

「・・・生徒が数学を学ぶように、一歩一歩、私は自分の芸術を学んだ。たくさんの小さな問題を解いた後にやっと重要な問題を解いたのです。私を攻撃する前に彼らも同じ道を通り越して来るべきです。そうすれば彼らの意見は違って来るだろうと思う。違った眼で物を見るようになろう。」(ロダン)

2017年3月27日月曜日

映画「三月のライオン」

ちまたで話題になっているのかな??
私はこのマンガのことはよく知らないのですが。

むかしむかし学生のとき京都で見た(朝日シネマか、みなみ会館かどこか)、同じタイトルのインディーズ映画のことかと思ってました。

あ、でもあっちはタイトルの三が漢字ですね。今のは数字の3です。

なつかしいですね。当時、京都には小さな映画館がいくつかあって、毎年5月になると四条大宮のスペース・ベンゲットで寺山修司の前衛映画特集を見たり、いい時代でした。

今月の再投稿

今日出しました。無事通ってくれるといいんですがね。。。

あとは本丸ですね。近づけそうで近づけない、カフカの城のようです。

2017年3月18日土曜日

祈りの空間

こちらに移ってから始めた内視鏡イメージングの成果をまとめて、先日の長崎の薬理学会年会で発表しました。

合間に、以前からお会いしたかった長崎大学のとある先生を訪問することができ、それから原爆資料館と平和祈念館を訪れることもできて、実りの多い旅となりました。

平和祈念館は、正式には国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館というのですが、これは地下にコンクリートで作られた静かな祈りの空間で、本当に素晴らしい建築でした。

優れた建築というのは随所に建築家の工夫や意図が感じられて、建物の中を歩きながら建築家と対話しているような錯覚を覚えるものですが、今回は、久々に心を打たれるような建築と出会うことができました。私も、もし建築家だったらこんな建築を作ってみたいと思ったのではないかと思います。

2017年3月7日火曜日

総説公開のお知らせ2

アンジェルマン症候群の原因遺伝子であるUbe3a遺伝子の進化に関する総説が、Frontiers in Cellular Neuroscience誌にオンライン公開されました。

発達障害と脳の進化については、以前から一度真面目に論じてみたいと思っていましたので、執筆中は非常に楽しく書くことができました。原稿の構想は、アメリカにいた頃からあったので、実に数年越しの実現ということになります。
 
リンクはこちら

2017年3月2日木曜日

帆柱に縛られたオデュッセウス

原稿が一つアクセプトされたのはいいのですが、あと1つ半残っています。ここが難所ですね(というより、いつも難所の中というウワサもありますwww)

ギリシャ神話に、トロイア戦争から帰還する英雄オデュッセウスが、航海の途中でセイレーンの歌声に惑わされないよう、自分を帆柱に縛りつけるように船員に命令したという挿話がありますが、ホントそんな感じ。自分を縛り付けて船を前に進めないと難破しそうです。

2017年2月25日土曜日

2017年2月14日火曜日

原稿を投稿するときは・・・

論文だけでなく申請書の提出なんかもそうなんですが、たいてい完成したと思ったら一晩おいて、翌日の朝にもう一度読んでから、なるべく午前中に投稿しています。

夕方は疲れで感覚が鈍って、書かれているのが良い表現なのか悪い表現なのか判断つきかねることが多いんですが、朝すっきりとした頭で読むと、おのずから明らかになることが多いです。

2017年2月9日木曜日

イクメンの進化

私は、本業のイメージングの他に、生物や遺伝子や脳の進化について考えるのは好きなんですが、家では子供と恐竜の図鑑を見たり、ポケモンのカードゲームで遊んでいたりしていて、恐竜やポケモンの進化にも興味があります。

で、私は実はかつて、さいたま市のさいたまパパスクール(略してさいパパ)に参加するなど、自称「イクメン(笑)」だったのですが、「ピカチュウ」が「ライチュウ」に進化するのなら、「イクメン(笑)」が進化すると何になるか?

その答えは、「ダメパパ」です。

その理由は、おおたとしまささんが書いているこちら

いいですね。ダメパパ。


2017年1月26日木曜日

深部イメージングの極意5

やっと”深部脳”と呼べるところの活動が見えてきたという感じです。今まで見てきた海馬などは深いと言ってもたかが知れてるので。今日見たところで起こっているのはかなり奇妙な現象です。これは何?

2017年1月16日月曜日

試薬の値段

抗体、最近すごく高くなりましたね。ちょっと前まではカタログ価格が1本3-5万円の製品が多かったと思うんですけど、今は7万円超とか普通。おいおいちょっと待てよと。研究費は減る、試薬や機器は高くなるで、日本の基礎研究をとりまく状況は今後もますます厳しくなりそうです。