2016年7月30日土曜日

inscopixと二光子、どちらがいいか?

私はinscopixが出るまえから行動マウスのイメージングをしていたこともあり、二光子派なんですが、二光子の良いところは画質が良い、イメージングに独自の工夫ができる、などでしょうか。欠点は、頭部固定である(これは良し悪しで、メカニズムの解明には自由行動より良いという考え方もあります)、持ち運びができない、といった点が挙げられます。inscopixの長所と短所は、マア上記の裏返しということになります。それから両方の欠点としては、高いというのがありますが、inscopixは買ったら行動動物のイメージングしかできませんが、二光子はレーザーと顕微鏡を別の用途に使ったり、サンプルもいろいろなものを見ることができたりと、こちらのほうが汎用性は高いです。

二光子を使っている人々は、もともとイメージングの方法論の開発から来た人が多く、inscopixを使っている人は、もともと特定の行動や脳部位の研究をしていた人が、「イメージングが簡単にできるようになったからやってみよう」的な人が多いような気がします。自由行動下のテトロード記録をしていた人々が、テトロードを埋め込む代わりにGRINレンズを埋め込んでイメージングすれば、同じ行動パラダイムを使って実験することができるので、そのような人々にとっては魅力的な技術となることでしょう。

私がinscopixを(少なくとも今のところ)あまり自分で使う気になれない理由は、なんというか、結局は一企業の製品の枠組みの中であれこれやっているに過ぎないと思うんですよね。 手術がうまくなって、きれいな画像がとれるようになったとしても、結局は自分で作った方法によるものではなくて、なんというか、パソコンの例で言えば「マイクロソフトExcelの名人です」みたいな、誰かが作った出来合いのものをうまく使えているに過ぎないとに思うんですよ。だから、上の例でいうと、私はExcelの名人になるよりは、Excelのようなものを作る側になりたい、ということだと思います。

2016年7月23日土曜日

Macで.aviファイルの動画を.mp4ファイルに変換する

一番簡単で確実なのはiMovieを使うことですね。世の中にたくさんあるファイル変換ソフトの類を使う必要はありません。
 
iMovieで.aviの動画を読み込んで、共有>ファイル>品質 高にすると、mp4で書き出してくれます。品質を最高にしてしまうと.movフォーマットになってしまうので注意が必要です。

2016年7月18日月曜日

牛は人間を押す

岩波文庫の『漱石書簡集』面白いですね。しばらく読書から遠ざかっていたのですが、久しぶりに良いものを読んだという気がしています。

2016年7月9日土曜日

論文公開のお知らせ

ウインドウ埋め込みによるマウス線条体のin vivoイメージングに関する主著論文がNeurobiology of Learning and Memory誌に公開されました。

In vivo two-photon imaging of striatal neuronal circuits in mice
Masaaki Sato†, Masako Kawano, Yuchio Yanagawa and Yasunori Hayashi (†corresponding author)
Neurobiology of Learning and Memory, in press, doi:10.1016/j.nlm.2016.07.006