2011年9月29日木曜日

ボランティアに参加してみました

せっかくの夏休みですので、研究室を抜け出して何か世のため人にためになることを、ということで、今日は夕方から震災のボランティアに行ってきました。

といっても東北まで出かけたわけではなく(実はいつかは行きたいと思っているのですが)まずは近くでできることからということで、津波に流されたアルバムから回収した写真を被災地から送ってもらい、東京で補修、洗浄して新しいアルバムに貼って返す、という取り組みを続けている人たちに参加させてもらいました。

実際に作業をしてみると、写真は津波をかぶって半年以上経っていることもあって、微生物などによる化学変化で表面が剥がれてきているものも多かったです。被写体も、海外旅行の記念写真、結婚式の花嫁花婿、赤ちゃん、ペット、昔の白黒写真などなど、様々なものがありました。写っている方々の無事と、洗浄した写真が一枚で多く持ち主に返ることを祈りながらの作業でした。

一緒に仕事した人たちも「被災地の人々のために何かしたい」という思いを共有していることもあって、みんなとても気持ちの良い人たちでした。

人間が生きていくためには、もちろん衣食住が満たされることが必要なんだけど、今回の震災と津波で失った写真の大切さを目の当たりにすると、生きていくためには「思い出」というものも、不可欠なものなんだなと思います。自分は脳の研究者なので、よけいにそう思いますね。「記憶」というのは、実はその人の存在を根底で支えているものなんだなと。

自分が被災者のためにできることは限られていますが、時間のあるときに、また参加したいなと思っています。

2011年9月28日水曜日

初めてのコンピュータ

私が人生で初めて買ったコンピュータは、確か小学4年生くらいのときにお年玉で買ったカシオのPB-100というポケコン(確か定価14800円)です。

ディスプレイは12桁の液晶表示、メモリは544ステップ(増設すれば1568ステップ)の機械で、あの頃はよく電波新聞社のマイコンBASICマガジン(ベーマガ)に載っていたゲームのBASICプログラムを打ち込んで遊んでいました。コンピュータとしての機能はいたってシンプルだったんですが、小学生の私にとっては文字通り宝物でしたね。

今でもPB-100愛好者のホームページって、いくつもあるんですね。懐かしいな。

2011年9月27日火曜日

カルシウムイメージングの現在

OGB打ってイメージングする時代は、ほぼ終わったかと。
麻酔標本もそろそろですね。

ちなみに業界全体の話です。

2011年9月26日月曜日

極私的 最高の夏休み

9月末まで取得が許可される夏期特別休暇を消化するぞと決意して家にいるんですが、論文の査読をしたり、データ解析をしたり、プレゼンの準備をしたりと、これは一種の在宅勤務ですね。

ま、でも近所に買い物にいったり、ふだん平日しか空いていない役所や銀行にいったりできるのは良いです。

2011年9月25日日曜日

むしろ不便なペーパーレス

数ヶ月前にクレジットカードで立て替え払いした経費の支払いを証明するためにカードのweb明細を見たら、なんとたった過去3ヶ月分しか見れないことが判明。それ以前の明細はインフォメーションセンターに電話して送ってもらわないといけないんだとさ。

教訓:旅費や学会費をカードで立て替えることが多い人は、支払い後すぐ処理するか、あるいは紙の明細を毎月送ってもらって記録を手元に残しましょう。

2011年9月21日水曜日

他生の縁

先日の学会でいろいろな方々と知り合うことができて、おかげで研究はさらに発展する兆しが出てきました。ありがたいことです。

台風、研究所内でも木が倒れたりと被害が出てるみたいですね。うちでも植木鉢がひっくり返りました。

明日から休暇で妻の実家に出かけますので、しばらく更新はありません。よい連休を。

2011年9月20日火曜日

quick-and-dirty analysisの意義

データ解析のために、書き捨てのような短いプログラムを書けるようになると、短時間のうちに大まかな傾向をつかむことができて、仕事がはかどりますね。間違った方向性の解析や、必要以上に丁寧な解析のために、無駄に何日も費やさずに済みます。

2011年9月18日日曜日

良い研究ツールの作り方

・・・というものがもしあるとすれば、おそらくは「ツールを作ることを自己目的化しない」ということの他に、もう一つは「自分が使いたいと思うものを(自分のために)作る」ということですね。

作る人と使う(=評価する)人が別の人間だと、機能や使いやすさにどこか詰めの甘さのようなものが残ってしまって、それが第三者にとって「真に使える」道具と「使えない」道具との差になって表れてしまうことがあります。

Paul Grahamは"Make something people want"と言っていますが、自分が使いたいと思わないものを他人が使いたいと思うことは、まずあり得ないと考えたほうが無難です。

作る人間と使う人間が同じ方が、開発もずっとスムーズに進むことが多いですね。

2011年9月17日土曜日

学会終わりました

最後のKS博士のプレナリーレクチャー、圧巻でしたね。あれが極私的今回の学会の全てといっても過言ではありません。久しぶりに時を忘れて感動する講演を聴きました。

2011年9月16日金曜日

学会、その後

本日ポスター発表でした。見に来てくださった方々、ありがとうございます。

手応えや達成感があるというよりは、むしろ自分の技術のさらなる発展の余地と勉強不足がよくわかったな、という感じです。

これからも、生きた脳を見るin vivoイメージングにこだわって、よりよい研究をめざし、がんばります。

2011年9月15日木曜日

学会はじまりました。

横浜の学会へは埼玉の自宅から通う予定です。皆さんいろんな演題を発表されていて面白いですね。

半年前に演題の抄録を書いていたときは、震災と津波と原発事故で日本はどうなることかと思っていましたが、幸い国はまだ滅亡していないようなので良かったです。研究できるのは幸せだなとつくづく思っております。

2011年9月14日水曜日

芸は身を助く

かつて視覚を研究していたことが、意外なところで役に立っています。そうでなければ、もっとわからないことが多かっただろうな、と。

2011年9月13日火曜日

極私的ブレイクスルー4.0

以前からの懸案事項に道筋がついたのはよかったです。しかし新たな技術的課題が...。これは戦いですね。いやモグラたたきかな。

2011年9月12日月曜日

やっぱり

厳密に考えている人たちは違うなという感じです。そうでなければ研究者としての尊敬は得られません。

2011年9月11日日曜日

笛吹けど踊らず

物事を制度化、システム化してしまうと、かえって硬直化してしまってやりにくくなってしまうってこと、けっこうありますよね。

自由や主体性を守るってことは、意外と難しいんだなと。

2011年9月10日土曜日

今の政治を見ていると・・・

あれだけ国会議員がいながら、組閣のときにまともな人を大臣の数だけ揃えるというのは、かなり難しいことなんだなと感じますね。

BootCampでモニタの輝度がおかしいとき

Windows側で、なぜか起動の後のデスクトップ画面が異常に暗かったのですが、Mac側でPRAMクリアしたら元に戻りました。

2011年9月9日金曜日

難所は続く

研究はまた新次元に入りました。面白いですね。足場を固めながら頂上を目指したいと思います。

2011年9月8日木曜日

来し方振り返ってみれば

来週の学会のポスターを作っていると、この一年でずいぶん仕事が進んだことが実感できます。

他の人が真似できない境地にまではまだまだ達していないですが、この調子でこれからもがんばります。

2011年9月6日火曜日

「Helveticaの一つ覚え」からの脱却

Helveticaは読みやすい優れたフォントですが、良く言えば中立、悪く言えば退屈な印象を読む人に与えることがあります。読みやすくてデザイン的にも優れたサンセリフ書体には、Helveticaの他にもいくつかあります。

例えばGill SansはHelveticaに比べて温かみがあり、FrutigerやUniversはモダンさや力強さを感じさせるなど、好みで使い分けることによって、研究データのプレゼンテーションにさりげない個性を加えることができます。

Gill SansはMac OS Xに標準でインストールされています。ウェイト(字の線の太さ)も多くそろっていて使いやすいです。FrutigerとUniversは別途購入してインストールする必要があります。ちなみにBitstream社の呼称ではそれぞれHumanist 777とZurichと呼ばれています。

2011年9月5日月曜日

極私的な不満

最近は面白いと思えるセミナーがなかなか出会うことができません。聴衆は貴重な時間を割いて聞きにいくのですから、論文として出版したデータを単になぞるのではなくて、それ以上のもの、いわば「研究の物語」のようなものを聞かせてほしいですね。

それはそうと、私が今まで聞いた若手のセミナーで、プレゼンテーションが圧倒的にうまいと思える人物が2人いました。私もスキルを磨いてあのようなレベルに達したいと思っています。

2011年9月4日日曜日

「字」を見る楽しみ

今日も子守りをしながら、家で少しデザインの勉強をしていました。

研究者って、ポスターやスライドを作る機会がかなり頻繁にあるのに、ちゃんとデザインのことを考えて作っている人って、ほとんどいないんじゃないでしょうか。なんとなく「経験から学んだ」だけで、あまり理論的な裏付けがない人がほとんどだと思います。それでもポスターは作れますが、退屈なもの平凡なものから脱出するのはなかなか難しい。

タイポグラフィのことを少し知るだけで、字を見る目が養われて、作るポスターやスライドや図の視認性や可読性が向上しますね。セリフ体とサンセリフ体、それから異なるウェイトの使い分けなど、ちょっとした違いの積み重ねが全体として大きな差を生むんだけど(一目見て「なんとなくあいまい」だったのが、「くっきり」とする感じ)、理論を知らないと、なぜそのような差が生み出されるのか、なかなか気付くことができません。

それから個々のフォントについて調べてみるのも結構おもしろいです。HelveticaやTimesなど「おなじみの」フォントを含め、すべてのフォントの背景には、それぞれの成立の歴史があるし、日本語フォントには、欧文フォントとは異なる独特の事情もあります。「字」は交通標識や広告など、どこにでもあふれているので、それらを見る楽しみもまた増えそうです。

2011年9月3日土曜日

週末は子育て

今日は妻が用事で東京に出かけていたので、日中は子供と2人で家でお留守番でした。

育児の基本手技って、おそらく「抱っこ」「オムツ替え」「授乳」の3つに集約されると思うんですが、これをいつでもどんな状況でも適切なタイミングで行えるようになるまでには、やはりそれなりの長い経験が必要ですね。

一口に「抱っこ」といっても、重量的にはスーパーで売っている5kgのお米の袋を抱えているようなものなので、一日やったらかなりの重労働です。

こうやってときどき夫婦の役割を交代するのって、やってみると、ちょっとした手助けでもずいぶん助かることがわかったりして、お互いの理解のためには良いことかもしれませんね。

2011年9月2日金曜日

デジカメで気軽に顕微鏡写真を撮る

顕微鏡の接眼部に市販の一眼レフのデジカメを接続するアダプターが売られていますが、ちょっとした記録のために写真を撮りたいときに重宝しています。

研究用の(高額な)デジタルカメラに比べると視野が狭いですが、明視野はもちろん、がんばって露光時間を長くすれば、蛍光の写真もとれます(ただし明るいサンプルに限ります)。

蛍光の動画は露光時間の関係から暗すぎて難しいかもしれません。撮影時はブレ防止のためにリモコンかセルフタイマーでシャッターを切った方がいいでしょうね。

2011年9月1日木曜日

研究のフロンティアを拓く

もう先週になりますが、探査機「はやぶさ」がイトカワから持ち帰った試料の解析結果が、サイエンス誌に6報の論文として掲載されたというのは素晴らしい成果です。あんなふうに「何が出ても世界初」という一領域を開くのは、多くの研究者の夢ですね。

JAXAといえば「ひので」という太陽観測衛星もすごいです。太陽の表面で起こる数々の現象の動画は圧巻の一言につきます。今日も黒点形成と崩壊の様子が新聞に報道されていました。脳の自発活動もこんなだったらすごいですね。