2011年6月30日木曜日

問題を解決するには

トンネルを反対側から掘ることも大事です。

話は変わりますが、ある本にありました。マネージメントというのは「何をしないか」を選択する仕事だ、と。「不要なことをしない」というのは、一般に思われているよりも高度な判断能力を必要とするものです。それから「情報は蓄積するだけでなく、減らす努力もすべきである」。これもいいこと書いてますね。

(追記)「ある本」とは、Michael Loppというシリコンバレーで働くエンジニアリングマネージャが書いた『Being Geek』という本です。これまで読んだ本とは違って、エンジニアの立場よりも、むしろマネージャの観点から IT企業の職場文化について書かれてあるのが面白いです。良いエンジニアがなぜ必ずしも良いマネージャにならないか、その理由が少しわかった気もします。「愛用のツール」について書かれた章もおもしろかったです。(7月2日)

2011年6月29日水曜日

matlabで好きな関数

例えば"fft"のように複雑な計算を一つの関数で行ってくれるものは、将棋で言えば飛車や角のごとくスクリプトの中でも大活躍してくれますが、一方で私が歩のように愛用する関数といえば、配列の大きさを返す"size"や、ゼロ以外の要素のインデックスを返す"find"です。

それからもうひとつ"squeeze"というのがあります。配列の1(singleton)の次元を削除してくれるシブいものなんですが、3次元の配列から切り出したデータをimagescなどで表示するときに重宝します。

他人のコードを読むと、自分がまわりくどくやろうとしていたことが、ほんの1行から数行でできることがわかったりして、 勉強になります。

余談ですが、哲学的な気分に浸りたいときには、コマンドウィンドウで"why"と打ってみましょう。この関数のコードを読んでみるのも面白いです。

2011年6月28日火曜日

「単純さとは究極の洗練である」

・・・とは、かつてアップルコンピュータのスローガンとして用いられ、一説にはレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉とされています。英語でいうと”Simplicity is the ultimate sophistication”ですね。これ以外にも「単純さ」を賛美する古今の引用は、例えばWikiquoteにたくさん見られます。ちなみにミース・ファン・デル・ローエの"Less is more"も、似た意味で私の好きなスローガンです。

まあ、これホント真実ですよね。新しい仕事(=プロセス)、物、機能などを既存のものに追加しようとするとき、単に考えもなしに足すのは簡単なんですけど、それによって物事が複雑になりすぎて、本来の適正な調和が欠けてしまうということがあります。文章も(特に論文とか)、言葉を足せば足すほど文章が悪いものになっていくということも、よく経験しますよね。

「新しいものを足したり、始めたりする」ってことは、それで当の本人がなんとなく仕事している気分になれるからという誘惑もあるのですが、その追加が本当に必要かどうかを一瞬立ち止まって考えることが大事ですね。「単純さ」が良いものだとわかっていても、気づけばそれから遠く離れてしまうというのが、おそらく人間の人間たる(=マヌケな)ところなんでしょう。

2011年6月27日月曜日

あじさい見てきました

梅雨の時期の楽しみといえば、なんといっても色とりどりのアジサイを見ることです。我が家は妻も私もアジサイ好きなので、昨日は午後から指扇の赤羽根氷川神社にアジサイを見に行ってきました。

境内裏手のアジサイ園ではたくさんの種類のアジサイを楽しむことができます。人も少なく静かでとても良い感じでした。

%カメラはオリンパスですかって?いえいえ、リコーです(そういえば、リコーはかつての理研コンツェルンの流れをくむ企業です)。


2011年6月26日日曜日

実験系を組むときに考えるべきこと

イメージングや電気生理のように測定が機械に大きく依存する研究の場合、「性能が高く、使い勝手が良い機械を選ぶ」というのは大前提ですが、「故障したときの保守や修理が容易かどうか」というのは、意外と盲点かもしれません。

自分の研究ですから自分で使っている機械の保守はある程度まで自分でできたほうが絶対に良いです。中身がブラックボックスで何でもメーカーまかせになってしまい、「故障したら会社のサービスパーソンに来てもらうまで実験ができない」というのでは、困ってしまいます。

それから、同じ機械を何年も使っていてメーカーのサポート期間が終了してしまうと、修理しようと思っても部品がない、という事態に陥ることもあり得ます。このような場合、新しいシステムに移行するか、それとも、サポート終了前に必要な保守を済ませ、予備の部品を確保しておくかは、判断の分かれ目ですね。

2011年6月25日土曜日

週末の午後のいいところ

それは、思う存分昼寝できることです。

夜はデータ解析のプログラミングの続きです。家でできるのがいいですね。

2011年6月24日金曜日

金曜の夜のいいところ

それは、夜更かしをして好きな本を読めることです。

最近見つけた面白い本はChad Fowlerという人の書いた『情熱プログラマー(The Passionate Programmer: Creating a Remarkable Career in Software Development)』(オーム社)という本です。ITエンジニアやプログラマは、ある意味で科学者に良く似た一種の知識労働者ですが、こういう本を読んで、彼らの仕事環境を通して自分の研究者としてのキャリアを考えてみるというのも面白いです。IT業界は生物学の研究よりももっと技術の流行り廃りのサイクルが速いですから、彼らはわれわれよりもっと厳しい環境で働いているということもできましょう。

オーム社は、Paul Grahamの『ハッカーと画家』もそうですが、IT関係の読み物で面白いものを翻訳して出していますね。こういうがんばっている出版社は好きです。

2011年6月23日木曜日

失われた一日、その後

最近の懸案だった新しいコンピュータのセットアップは今日ようやくできました。のべ2週間かかったな。おかげでWindowsとハードウェアについては貴重な経験を積むことができました。

それと、以前から使っていたコンピュータは最近調子が悪く、Windows起動時にブルースクリーンになって"page fault in nonpaged area"エラーが続発するようになっていましたが、こちらは2枚差さっていたメモリの1枚を抜いたら無事起動するようになりました。

データ解析のコードは、昨日は半日で3つほど短いものを書きました。その前の日は、今までつかっていた複数の解析プログラムを一つにまとめてGUIを作ったりと、最近はずっとこんな調子です。

2011年6月22日水曜日

生物学と工学のあいだ2

今日はとある工学系の展示会に行ってきました。会場はなかなかの混雑で、参加者はほとんど企業の人たちですが、生物系の学会とはずいぶん文化も雰囲気も違いますね。いろんなデモが体験できて面白かったです。

2011年6月21日火曜日

「最高の素晴しさ」

大島弓子は、人間になりたい子猫「須和野チビ猫」を描いた代表作『綿の国星』に見られるように、大変詩情豊かな作品を描く漫画家さんです。

うちにもうすぐ子供が産まれることもあって思い出したのですが、彼女の『バナナブレッドのプディング』という作品の結末は、次のような詩で結ばれています。大島弓子がいかにすごい才能をもっているかというのが、これだけでもわかりますね。生きることの孤独と希望。並の詩人ではとうていこのようなものは書けません。



―おかあさん ゆうべ 夢を見ました

まだ生まれてもいない
赤ちゃんが
わたしにいうのです

男に生まれたほうが
生きやすいか
女に生まれたほうが
生きやすいかと

わたしはどっちも同じように
生きやすいということはないと
答えると

おなかにいるだけでも
こんなに孤独なのに
生まれてからは
どうなるんでしょう
生まれるのがこわい
これ以上
ひとりぼっちはいやだ
というのです

わたしはいいました
「まあ生まれてきてごらんなさい」と
「最高に素晴しいことが待っているから」と

朝おきて
考えてみました
いったい
わたしが答えた
「最高の素晴しさ」って
なんなのだろう
わたし自身もまだ
お目にはかかっていないのに―

2011年6月20日月曜日

ニッポンの意地

危うく政治家による仕分けの憂き目にあうところだった富士通+理研のスパコン「京」、計算速度世界一を達成したというのは大変めでたいニュースです。やっぱり2位ではダメですね。1位にならないと。昨年の「はやぶさ」に次いで、日本の技術の底力が示されたと言えましょう。

2011年6月19日日曜日

生物学と工学のあいだ

最近、心なしか生物学者とよりもエンジニアとのほうが会話が弾むような。。。これも研究内容の変遷ですかね。

2011年6月18日土曜日

カジメン、その後

先日の理研ニュースの記事を読んだ何人かの方から、温かい励ましのメールをいただきました。どうもありがとうございます。

研究者という職種に関わらず、「家庭と仕事の両立」については働く同世代の人たちの多くが悩むところだと思います(研究者は一般に仕事の進め方が各自の裁量に任されている部分が大きいので、むしろ他の職種よりも恵まれているくらいだと思いますが)。

どちらも毎日の小さな楽しみや発見を忘れずに、日々がんばりたいですね。これからもご声援よろしくお願いします。

2011年6月17日金曜日

「かもめは飛びながら歌を覚え、人生は遊びながら年老いていく」

これは遊びの達人であった寺山修司の言葉です。

私にとって研究はあくまで「仕事」であって「趣味」ではありませんが、「遊び」の一種かと聞かれれば、そうだという気もします。セミナーで聴いて面白いと思う研究には、必ずどこかに遊び心のようなものを感じますね。最近、そういうものになかなか巡りあわないのが残念です。

2011年6月16日木曜日

今日は何の日

20世紀文学の金字塔、ジェイムズ・ジョイスの小説『ユリシーズ』は、1904年6月16日の一日にダブリンでおこった出来事を描写した作品ですが、今日6月16日はその小説の主人公の名レオポルド・ブルームにちなんで「ブルームズデイ」と呼ばれています。

3年前のブルームズデイ、私はちょうどアイルランドのダブリンを旅行中でした。全くの偶然だったんですけどね。街の広場ではジョイスの詩の朗読会などが開かれていて、ちょっと特別な雰囲気でした。写真はそのときのものです。

論文6/16/11

Trends in Neuroscience
Angelman syndrome: insights into genomic imprinting and neurodevelopmental phenotypes
Angela M. Mabb, Matthew C. Judson, Mark J. Zylka, Benjamin D. Philpot

Nature Reviews Neuroscience
Using theoretical models to analyse neural development
Arjen van Ooyen

Cell
An Epigenetic Signature for Monoallelic Olfactory Receptor Expression
A. Magklara, A. Yen, B.M. Colquitt, E.J. Clowney, W. Allen, E. Markenscoff-Papadimitriou, Z.A. Evans, P. Kheradpour, G. Mountoufaris, C. Carey, G. Barnea, M. Kellis, and S. Lomvardas


Science
Improved Learning in a Large-Enrollment Physics Class
L. Deslauriers et al.  

 
Increased Structure and Active Learning Reduce the Achievement Gap in Introductory Biology
D. C. Haak et al.

Preserved Feedforward But Impaired Top-Down Processes in the Vegetative State
M. Boly et al.


Fossil Evidence on Origin of the Mammalian Brain
T. B. Rowe et al.

Pure Reasoning in 12-Month-Old Infants as Probabilistic Inference
E. Téglás et al.

Nature Methods
Fast, three-dimensional super-resolution imaging of live cells
Sara A Jones, Sang-Hee Shim, Jiang He and Xiaowei Zhuang

PNAS
Optogenetic-guided cortical plasticity after nerve injury
Nan Li, John E. Downey, Amnon Bar-Shir, Assaf A. Gilad, Piotr Walczak, Heechul Kim, Suresh E. Joel, James J. Pekar, Nitish V. Thakor, and Galit Pelled

Frontiers in neuroanatomy
The Microcircuit Concept Applied to Cortical Evolution: From Three-Layer to Six-Layer Cortex
Gordon M. Shepherd

Neuron
Microcircuits of Functionally Identified Neurons in the Rat Medial Entorhinal Cortex
A. Burgalossi, L. Herfst, M. von Heimendahl, H. Förste, K. Haskic, M. Schmidt, and M. Brecht

Multiple Recurrent De Novo CNVs, Including Duplications of the 7q11.23 Williams Syndrome Region, Are Strongly Associated with Autism 
S.J. Sanders et al.

Rare De Novo and Transmitted Copy-Number Variation in Autistic Spectrum Disorders
D. Levy et al.

Rare De Novo Variants Associated with Autism Implicate a Large Functional Network of Genes Involved in Formation and Function of Synapses
S.R. Gilman et al.
 


Nature Neuroscience
Neuronal activity drives matching of pre- and postsynaptic function during synapse maturation
Louise Kay, Lawrence Humphreys, Britta J Eickholt and Juan Burrone


Female reproductive maturation in the absence of kisspeptin/GPR54 signaling
Christian Mayer and Ulrich Boehm

Nature
 
 
Induction of human neuronal cells by defined transcription factors
 

Zhiping P. Pang, Nan Yang, Thomas Vierbuchen, Austin Ostermeier, Daniel R. Fuentes et al.

Transcriptomic analysis of autistic brain reveals convergent molecular pathology
Irina Voineagu, Xinchen Wang, Patrick Johnston, Jennifer K. Lowe, Yuan Tian et al.



   



2011年6月15日水曜日

意外な接点

震災後に繰り返し放映されていたACのコマーシャルで、

「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える

「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える

という宮澤章二さんの『行為の意味』という詩の一節が引用されていましたが、この宮澤さん、実は埼玉県北部の出身の詩人で、よくよく調べてみれば私の卒業した中学校の校歌の作詞もされた方でした。埼玉県内の学校の校歌を数多く作詞されたとのことです。意外に身近なつながりがあるものですね。

2011年6月14日火曜日

多様性の受容が試される日本社会

震災から3ヶ月がたち、いよいよ電力消費の増加する夏を迎えています。

報道によれば、各企業や自治体は、ピークタイムや休日をずらしたり、残業を控えたり夏期休暇を延長するなど、それぞれ独自に電力消費削減の努力をしているようです(私たちの職場も大幅な節電を求められています)。アメリカのように個人の自由を尊ぶ風土が日本に根づくことは未来永劫期待できないかもしれませんが、こうした流れが、日本社会全体において仕事に対する価値観の多様化を促進する方向に作用してくれればいいなと、個人的には思っています。

2011年6月13日月曜日

お知らせ その3

エッセイ「カジメンサイエンティスト宣言」が理化学研究所の広報誌『理研ニュース』6月号の「原酒」欄に掲載されました。

私にとってのイメージング実験の面白さ、そして研究者の新しい働き方(特にワークライフバランス)について、つれづれにつづった小文ですので、ご興味のある方はお読みいただければ幸いです。

タイトルは、ブルトンの『シュルレアリスム宣言』のパロディです(誰も気づかないと思うけど)。森高千里の『非実力派宣言』のそれではありません(?)。

2011年6月11日土曜日

わが家に夏来る

関東地方はまだまだこれからが梅雨本番という気配ですが、今夜はわが家はホットプレートで焼き肉、それから食後にベランダで線香花火をして、今年初めてのスイカを食べました。気分はもう夏ですね。

2011年6月10日金曜日

続・失われた一日

例のソフトウェアのテストのためにWindows2000とXPのデュアルブート環境を作ろうと思ったのですが、同一ドライブの別パーティションにインストールすることはあきらめて(今思えばNTLDRをリストアしたらXPは起動したのかもしれませんが)、別ドライブに分けることにしました。

XPはそれでよかったのですが、2000の方は起動しようとすると途中でブルースクリーンにinaccessible_boot_deviceのエラーが出ました。CDから起動して回復コンソールでchkdskすると、直後は起動できるのですが、その後の再起動で同じエラーが繰り返されるので、おそらく古いIDEディスクのドライバがインストールされていなかったのでしょう。マザーボードに付属のCDにあるチップセットドライバは、インストールしたWindows 2000 Pro SP3には対応していなかったので、ネット経由でこれをSP4にアップデートして、その後ドライバをインストールしたら、これで無事起動。デュアルブート環境がセットアップできました。さすがに以前の骨董品的コンピュータよりもずっと快適に動きます。金庫は半分開いたという感じです。あとは目的のソフトをうまく動かす方法を見つけないと。やれやれ。

2011年6月9日木曜日

失われた一日

今日はコンピュータのセットアップで一日暮れていきました。昔のパラレルポートにハードキーを差して認証するタイプの古いソフトウェアを動かすために、今どきオンボードでパラレルの付いたマザーボード(Supermicro社製)をわざわざ探して買ったのですが、新しいハードウェアで古いソフトウェアを動かすというのは、労多くして益少なしの作業です。OSやドライバをいろいろとインストールして、あらゆる動作の可能性を探っているのですが、目的はまだ達せられていません。まるで金庫破りをしているような気分です。

2011年6月8日水曜日

「イメージング講習会」開催しました

今日は私たちの研究室で、新学術領域「シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成」のイメージング講習会を行いました。私は幹事役に加え、in vivo二光子イメージングの講義と実習を担当して一日フル回転でした。東京近郊からだけでなく、遠くから参加された方もいらっしゃって、誠にありがたい限りです。参加者の方々の今後の研究のお役に立てたならば幸いです。

2011年6月7日火曜日

クリーンヒット

今日は以前書いたデータ解析プログラムに小さな変更を加えていたのですが、場合分けを考慮して数行かかると思っていた新機能が、たった1行の追加で済むことが判明。こういう日はうれしいですね。

2011年6月6日月曜日

夕ぐれの時はよい時

ここ数日はお天気も大変よく、また6月で日もだいぶ長くなってきました。早めに帰宅して夕暮れ時に妻と家の近くを散歩していると、とても安らかで満ち足りた気分になってきます。

そんなときにいつも思い出すのが、堀口大学の「夕ぐれの時はよい時」という詩です。読んでいてとても口調が良く、夕暮れどきの、あの短くはかない夢のような気分をうまく表していて(まるでドビュッシーの音楽が聞こえてきそうです)、私の大好きな詩の一つです。

---
夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。

それは季節にかかはらぬ、
冬なれば暖炉のかたはら、
夏なれば大樹の木かげ、
それはいつも神秘に満ち、
それはいつも人の心を誘ふ、
それは人の心が、
ときに、しばしば、
静寂を愛することを、
知つてゐるもののやうに、
小声にささやき、小声にかたる・・・・・・

夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。       
若さににほふ人々の為めには、
それは愛撫に満ちたひと時、
それはやさしさに溢れたひと時、
それは希望でいつぱいなひと時、
また青春の夢とほく
失ひはてた人々の為めには、
それはやさしい思ひ出のひと時、
それは過ぎ去つた夢の酩酊、
それは今日の心には痛いけれど
しかも全く忘れかねた
その上の日のなつかしい移り香。

夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。

夕ぐれのこの憂鬱は何所から来るのだらうか?
だれもそれを知らぬ!
(おお! だれが何を知つてゐるものか?)
それは夜とともに密度を増し、
人をより強き夢幻へみちびく・・・・・・

夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。

夕ぐれ時、
自然は人に安息をすすめるやうだ。
風は落ち、
ものの響は絶え、
人は花の呼吸をきき得るやうな気がする、
今まで風にゆられてゐた草の葉も
たちまち静まりかへり、
小鳥は翼の間に頭をうづめる・・・・・・

夕ぐれの時はよい時。
かぎりなくやさしいひと時。

2011年6月5日日曜日

指揮台の上で飛び跳ねる佐渡裕@ベルリン

今日のテレビ朝日の「題名のない音楽会」で、先日の佐渡裕指揮のベルリンフィル定期演奏会の模様が放映されていましたが、ショスタコの5番の終楽章の前半部の盛り上がりの箇所で、やはり佐渡は指揮台の上で跳んでましたね。ピョンピョンと。妻と画面を見ながら爆笑しました。さすがです。

2011年6月4日土曜日

研究のセンスを磨く

研究は考え方によって良い方へも悪い方へも発展しうるものなので、「どういう研究を面白い(あるいは重要)と思うか」というセンスを磨くのは非常に大切です。こうしたセンスは、その人が若い頃「どのような環境でどのような研究者と一緒に研究をしたか」とか「どのようなテーマを研究してきたか」に大きく依存するものですが、私はこの点について、大学院時代の指導教官とアメリカ時代の研究アドバイザーから多くを学ぶことができたのは、大変幸運だったと考えています。

2011年6月3日金曜日

リコーダー再び

研究所の器楽同好会の集まりが再来週に予定されているので、震災以降あまり吹く気になれなかったリコーダーを再開しました。いつもはバロックが多いのですが、今回はピアソラ、ラフマニノフ、武満徹の編曲ものに挑戦して、レパートリーを広げようと思っています。

2011年6月1日水曜日

モニタ画面をキャプチャして動画ファイルに書き出すには

マイクロソフトのWindows Expression Encoderは、かつてのWindows Media Encoderの後継ソフトで、XP以降のVistaと7もサポートしています。付属する画面キャプチャ用ツールであるScreen Captureは、無償版ではキャプチャの時間が10分以内で、エンコードできるフォーマットも.wmvに限られますが、画面上で再生されるアニメーションを動画に書き出すといった作業には十分です。

ダウンロードセンターから無償ダウンロードできるバージョンには3と4があります。Windows7の走るデスクトップでテストしたところ、3は大丈夫でしたが、4はなぜかScreen Captureが不安定で正常に動作しませんでした。不具合は個別の環境によると思うので一概にどちらがいいとは言えませんが、何が原因なんでしょうね。