2010年12月31日金曜日

コソボの日本人指揮者

今朝起きて、なにげなくテレビをつけたらテレビ東京で「戦場に音楽の架け橋を〜指揮者柳澤寿男 コソボの挑戦〜」というドキュメンタリー番組を放映していました。

内戦後のコソボでオーケストラの首席指揮者になった柳澤さんが、ミトロヴィッツァという街で、対立するアルバニア人とセルビア人の2つの民族の奏者を集めてコンサートを開くまでの話だったんですが、コソボでこんな活動をしている同世代の日本人がいるのかと初めて知りました。これには自分のやっている研究なんか、ちっぽけに思えますね。

「中立的な日本人だからこそできることがある」というお話が印象的でした。今回は朝7時からの放映ということで前半を見逃したので、ぜひ再放送してほしいです。

2010年12月30日木曜日

極私的2010年総括

すっかり年末休暇モードです。昨日、今日と家の大掃除をし、年賀状を書き、近所のショッピングセンターにお正月の準備の買い物にいってきました。

2010年という年を個人的に振り返ってみると、アメリカでやった研究の論文を1つ出すことができたこと、それから、様々な場所で、自分の研究と研究観について話したり書いたりする機会をいただけたことが大きな成果でした。

国内、海外の学会での発表も、プロジェクト開始後のかなり早い時期に、目に見える成果を出すことができたので良かったと思います。2011年も、この好調な流れが継続するように努力したいです。

来年度の科研費予算は菅首相の「ツルの一声」で大幅増額になったそうで、大変ありがたいことです。菅さんが書いているように、若い研究者が夢をもてるように使ってほしいと願っています。

2010年12月29日水曜日

研究お役立ちサイト その1

オンライン通販サイトで「便利」なのは、
電子部品なら「rsオンライン
ネジなら「ねじNo1.com
その他消耗品や器具なら「MonotaRO
このあたりですね。

他にも良いところをご存知なら、ぜひ教えてください。

2010年12月28日火曜日

イメージング実験の大衆化

分子生物学実験はすでに多くがキット化されており、箱に入った試薬をサンプルに順番に加えて保温するだけで、生化学反応の詳細を知らなくても実験ができるようになって久しいですが、イメージングの実験も、今までは研究者自らが作っていた実験装置やソフトウェアがだんだんと市販されるようになってきて、実験系の詳細を知らなくても、とりあえずデータはとれる時代になろうとしているのかもしれません。

私はそういう研究の大衆化にはせめてもの抵抗をして、これからも自分だけにしかできない実験技術を磨いていきたいと思っています。

2010年12月27日月曜日

現実と虚構の境界

最近、家で妻と爆笑しながら見ているサイトが「虚構新聞」です。有名なサイトなので、ご存知の方も多いかもしれません。

見た目は某新聞のウェブサイトのようですが、内容はありそうでない虚構ニュースを掲載しているサイトです。そういえば、以前似たようなコンセプトのサイトに「ニセ首相官邸」ホームページというのもありました。

「虚構新聞」はどの分野のニュースも読んで面白いですが、科学記事も面白いですね。「ES細胞から鼻毛の培養に成功」「脳内画像読み取りで『脳内彼女』再現」とか、うまいな、という感じです。もし自分が幹細胞を研究していたら、これ読んで、本気で鼻毛に分化させようとしたかもしれません。

このサイトの本当の面白さ、というか、その「威力」は、このサイトを見た後で、本当の新聞のサイトのニュースを読むと、それが嘘っぽく見えることです。現実と虚構の境界のぎりぎりを行ったり来たりする感覚が楽しめます。

2010年12月26日日曜日

私の好きな本 その1

岩波文庫の『ロダンの言葉抄』を読むと、彫刻の神髄が「自然を研究すること」そのものであることがわかります。優れた芸術家が、自然科学の研究者以上の研究者であることは十分ありえます。

「・・・美とは、芸術においては、強く表現された真の事に過ぎないからです。ある芸術家が自然の中で眼に映ずるどんなものをでもその真を力強く、深く表現する事に成功したら、その作品は美です。これより外にそれを判断する道はない。・・・」

「自然は至上の建築家です。何もかも最美の釣り合いで建てられています。」

「芸術とは自然が人間に映ったものです。肝腎な事は鏡をみがく事です。」 (ロダン)

2010年12月24日金曜日

レーザー顕微鏡のスキャン速度

最近いろいろなメーカーがレーザー顕微鏡に導入しているresonant scannerですが、スキャンが速くなるということは、単に速い現象を観察できるということだけではなくて、実験の自由度と可能性が大きく広がることを意味します。

リコーダーフェア@ヤマハ銀座

毎年12月は銀座のヤマハで「リコーダーフェア」なる催しがあり、普段お目にかかれないような多くの種類の楽器を試奏できたり、楽器が10%割引で買うことができます。今年のフェアは今日(23日)から4日間の開催でしたので、午後からは銀座に出かけ、以前から欲しかったバスリコーダーを買いました。うちでは妻がヴァイオリンを弾くので、このバスリコーダーで通奏低音を吹いたら、何か面白い合奏ができそうです。

楽器の選定では、欲しかったヤマハのバスの在庫を試奏させてもらい、明らかに音程が良くない1本を除けば、あとは似たり寄ったりだったので、最後は好みで1本を選んだのですが、私にもう少し経験と技術があれば、どれが本当に一番良い楽器なのかちゃんと判定できたのかもしれません。個々の楽器は同じモデルとしての共通点をもちながら、一本一本個性があって、いわば生物みたいですね。種差と個体差です。

「良いリコーダーの音色とはどういうものか」ということ一つとっても、はっきりとした考えをもつことは、アマチュアにとって必ずしも簡単なことではないかもしれません。一般的にはやせた音より力強い音のほうが良いし、ぼやけた音よりは締まった音の方が良いとは言えますが、演奏者の「趣味」による部分も大きいです。私自身は、アンサンブルよりも主に独奏に使うので、音色に艶があってよく鳴る楽器が好きですね。

今回、展示されていて個人的に面白いと思ったのは、竹山の手頃な価格のヴォイスフルートとMollenhauerの”Modern Alto"という、最低音を拡張する(F−>E)キーのついたアルトリコーダーでした。どちらも表現の幅を広げてくれそうです。

2010年12月23日木曜日

論文12/23/10

Nature
Genetic dissection of an amygdala microcircuit that gates conditioned
fear
Wulf Haubensak et al.

Encoding of conditioned fear in central amygdala inhibitory circuits
Stephane Ciocchi et al.

Support for a synaptic chain model of neuronal sequence generation
Michael A. Long, Dezhe Z. Jin and Michale S. Fee

L1 retrotransposition in neurons is modulated by MeCP2
Alysson R. Muotri, Maria C. N. Marchetto, Nicole G. Coufal,
Ruth Oefner, Gene Yeo et al.

Gene expression divergence recapitulates the developmental
hourglass model
Alex T. Kalinka, Karolina M. Varga, Dave T. Gerrard,
Stephan Preibisch, David L. Corcoran et al.

A phylogenetically based transcriptome age index mirrors
ontogenetic divergence patterns
Tomislav Domazet-Loso and Diethard Tautz

A population-specific HTR2B stop codon predisposes to severe
impulsivity
Laura Bevilacqua, Stephane Doly, Jaakko Kaprio, Qiaoping Yuan,
Roope Tikkanen et al.

Preplay of future place cell sequences by hippocampal cellular
assemblies
George Dragoi and Susumu Tonegawa

Cortical representations of olfactory input by trans-synaptic
tracing
Kazunari Miyamichi, Fernando Amat, Farshid Moussavi, Chen Wang,
Ian Wickersham et al.

Spatially asymmetric reorganization of inhibition establishes a
motion-sensitive circuit
Keisuke Yonehara, Kamill Balint, Masaharu Noda, Georg Nagel,
Ernst Bamberg et al.


Development of asymmetric inhibition underlying direction selectivity in the retina.
Wei W, Hamby AM, Zhou K, Feller MB.

Nature Neuroscience
Functional imaging of hippocampal place cells at cellular resolution
during virtual navigation
Daniel A Dombeck, Christopher D Harvey, Lin Tian, Loren L Looger and
David W Tank

Science
Cholinergic Interneurons Control Local Circuit Activity and Cocaine Conditioning
I. B. Witten 
et al. 

Nature Reviews Genetics
Network medicine: a network-based approach to human disease
Albert-Laszlo Barabasi, Natali Gulbahce and Joseph Loscaizo

J. Neurophysiol.
Fast Nonnegative Deconvolution for Spike Train Inference From Population
Calcium Imaging
Joshua T. Vogelstein, Adam M. Packer, Timothy A. Machado, Tanya Sippy,
Baktash Babadi, Rafael Yuste, and Liam Paninski

Neuron

An Embedded Subnetwork of Highly Active Neurons in the Neocortex
L. Yassin, B.L. Benedetti, J.-S. Jouhanneau, J.A. Wen, J.F.A. Poulet, and A.L. Barth

The Mechanism of Rate Remapping in the Dentate Gyrus
C. Rennó-Costa, J.E. Lisman, and P.F.M.J. Verschure

Analysis of Excitatory Microcircuitry in the Medial Entorhinal Cortex Reveals Cell-Type-Specific Differences
P. Beed, M.H.K. Bendels, H.F. Wiegand, C. Leibold, F.W. Johenning, and D. Schmitz

和光市ランチ情報 其の壱

お昼ごはんは研究所の食堂も確かに安くておいしいですが、気分転換に外にでかけるなら、私のおすすめの一つはヨーカドーの裏にあるトンカツ屋の「けやき」です。

揚げたてアツアツ、衣サクサクのカツとご飯でお腹いっぱいになります。お得なのはトンカツとチキンカツとアジフライの盛り合わせのミックス定食かな。他のメニュー(カツ丼など)もおいしいです。

2010年12月21日火曜日

一本の杖

最近独立されたある若手研究者(大変優秀な方です)のホームページに、研究室の方針として「時間はかかってもいい研究をしよう」という趣旨の一文が書かれているのですが、これには私も激しく同意できます。研究において拙速や平凡には、ほとんど存在価値がありません。それらは時間の淘汰に耐えられないからです。

今日は少し長いですが、私の好きなソローの本から引用しておきます

・・・むかし、クールーの町に、完璧を志して精進するひとりの芸術家がいた。ある日、彼は一本の杖をつくることを思いついた。不完全な作品は時間に左右されるが、完全な作品は時間に無関係であると考えた彼は、『よし、おれの一生でほかになにひとつ達成できなくてもかまわないから、あらゆる点で非の打ちどころのない杖をつくることにしよう』と、ひそかにつぶやいた。彼は、この目的にふさわしくない材料は断じて使うまいと心に決めて、さっそく木を探しに森に出かけた。枝木を一本一本調べては捨てているうちに、友人たちは次つぎつぎと彼のもとを去っていった。彼らは仕事をしている間に年をとり、死んでしまったのに、彼のほうはわずかなりとも老いることはなかったからである。その目的と決意の一徹さ、および信仰心の高揚が、本人の気づかぬ間に、永遠の青春を彼に与えていたのであった。『時間』と妥協しなかったおかげで、『時間』は遠くからため息をついているほかはなかった。どこから見ても杖にふさわしい木の幹を、男がやっと探しあてたころには、クールーの町はすでに蒼然たる廃墟と化していた。彼はある塚の上に腰を下ろして樹皮をはがしにかかった。杖のかたちをまだうまく整えないうちに、カンダハル王朝は終わりを告げた。彼は棒の先でその一族の最後の者の名を砂に記し、それからふたたび仕事にとりかかった。杖をなめらかにし、磨きをかけ終えるころには、カルパなどはもう時間の指標ではなくなっていた。彼が杖に石突と、宝石で飾った頭をとりつける前に、ブラフマンは幾度も目をさまし、眠りについた。それにしても、私はなぜこんな話を長々と続けているのだろう。彼が最後の仕上げを施したとき、杖は突然みるみる大きくなり、仰天しているこの芸術家の前で、ブラフマンのあらゆる創造物のなかにあって、ひときわ美しい作品になったのである。彼は杖をつくることによって、ひとつの新しい宇宙を、完全な美しい均整をもった、ひとつの世界を生み出していたのであった。古い都市や王朝はつぎつぎと滅び去っていったが、それよりもはるかに美しく輝かしい都市と王朝が取って代わったのだ。こうして彼はいま、足もとにうずたかく積まれた、まだ新しい削り屑を見て、自分と自分の作品にとっては、それまでの時間の経過が単なる幻想に過ぎなかったこと、ブラフマンの脳から飛び散ったひとかけらの火花が、人間の脳の火口の上に落ちて発火するのに必要な時間しか経過していなかったことを悟ったのである。材料は純粋であり、彼の技術も純粋であった。結果がめざましいものであったのは当然ではないか?」(ソロー『森の生活』)

2010年12月20日月曜日

二光子顕微鏡用レーザー比較

生物試料観察のための二光子レーザー顕微鏡に用いる近赤外パルスレーザーを新たに購入するとき、今ならたいてい、Spectra-physics社のMai Tai Deep SeeかCoherent社のChameleon Vision IIの比較になると思います。

レーザーは高額な買い物なのに、「どちらを買っても同じ」「前の研究室でこちらを使っていたから」「XX研がこちらを使っているから」というあいまいな理由で機種選定を行っていることが、意外と多いのではないでしょうか。

それぞれの会社の営業担当の方々からいただいた情報をもとに、それぞれの機種のカタログスペックを比較して長所をまとめてみると、次のようになります。ご参考までに。

Mai Tai Deep See
パルス幅が短い(HPは100fs、eHPは70fs)

Chameleon Vision II
長波長側が1080nmまで出せる(赤色蛍光タンパク質の観察に有利)。
出力が高い(800nmで3W)。
群速度分散補正が0fs^2から可能。

レーザーに限らず、私がモノの選定に重要視する基準は、使い勝手がよいかどうか、ユーザーサイドの自由度が高いかどうかです。せっかく基本性能が良かったり、良い機能がついていたとしても、使う気にならないほど使いにくければ、意味がありません。

2010年12月19日日曜日

ワークライフバランス

一眼レフカメラの撮影モードには「絞り優先モード」とか「シャッター速度優先モード」とかありますが、最近の私の動作モードはさしずめ「家庭優先モード」です。

今日は車の契約と保険の相談に奔走した一日。自分の人生を長期的に考える良い機会になりました。

保険の基本は、貯蓄性の高い終身型保険と、安い保険料で大きな保障が得られる定期保険を、自分の人生設計に応じて上手に組み合わせる、ということになります。健康なときには「自分が将来ガンになるかも」とか「脳卒中で介護状態になるかも」とか想像しにくいですが、残される人たちのためにも、できるかぎりの備えをしておくことが大事ですね。

ちなみに、私たちがお世話になったのは近くの「ほけんの窓口」のお店です。とても親切丁寧に相談に乗っていただきました。

2010年12月18日土曜日

土曜の夜の小さな楽しみ

川口の角上魚類という、新潟寺泊に本店をもつ、地元では有名な魚屋があるのですが、今日は近くまでいったので、新鮮な鯛4匹と牡蠣2個とブリの刺身一皿で、しめて900円という、いつもながらの格安の買い物をしました。もう他のお店では魚は買えません。

家に帰ってグリルで牡蠣を殻ごと焼き、開いた牡蠣に妻の実家から届いたカボスをしぼり、さらに醤油を2、3滴たらして食べると、超美味。写真を撮り忘れてお見せできないのが残念です。

2010年12月17日金曜日

ドストエフスキーの詩学

『鈴木先生』おもしろいですね。不気味な静けさで始まった学級会が突如大紛糾するあたり、非常にドストエフスキー的です。ポリフォニー的であり、カーニバル的である。バフチンもびっくりです。

2010年12月16日木曜日

松井@ベイエリア

松井の移籍先がオークランドのアスレチックスに決まりました。サンフランシスコに住んでたら、松井に偶然出会う可能性があるかも?

極私的ブレイクスルー2

ははは。びっくり。こりゃすげーや。

2010年12月15日水曜日

良い営業と普通の営業

先週の結婚式で再会した高校時代の同級生の一人は、某大手自動車会社の営業で優秀な成績をおさめ、今は店長に昇進しているそうです。

研究の試薬や機器の営業でも、「この人は頼りになるな」と思える人は確かにときどきいますが、良い営業と普通の営業って、どう違うんでしょうね。

「売ってる商品について良く知っている」とか「仕事が速い」というのは当たり前(=普通の営業)ですが、それだけでモノが売れるわけではない。

ちょっと考えてみても、「良い営業」のスタイルって一つではないことはわかります。自分をよく知って、その強みを独自のスタイルにまで磨いていく、ってことかな。

2010年12月13日月曜日

根源的疑問

カルシウムイメージングをやっててよく聞かれる質問の一つに「イメージングで本当に新しいことがわかるんですか?」というのがあります。「電気生理で今まで言われていたことの追試にすぎないじゃないか」という意味なんですが、もしあなたがイメージング屋ならば、この手の質問にきちんと答えられないといけません。

「見えるだけですごいこと」「見てみなければわからない」などと意気込んでみても、それでは答えたことになりません。イメージングによって、過去にどのような本質的な発見がなされたか。またこれからどんな本質的な発見がなされる可能性があるか。研究費や就職のインタビューでは本当によく聞かれる質問です。

論文12/13/10

PLoS Biology
Microglial Interactions with Synapses Are Modulated by Visual Experience
Marie-Ève Tremblay, Rebecca L. Lowery, Ania K. Majewska

Nature Methods
Chronic optical access through a polished and reinforced thinned skull
Patrick J Drew et al.

PNAS
Female genomic response to mate information
Julie K. Desjardins, Jill Q. Klausner, and Russell D. Fernald

Cell
A Model for Neural Development and Treatment of Rett Syndrome Using Human Induced Pluripotent Stem Cells
M.C.N. Marchetto, C. Carromeu, A. Acab, D. Yu, G.W. Yeo, Y. Mu, G. Chen, F.H. Gage, and A.R. Muotri

J.Neurosci.
Transgenic Targeting of Recombinant Rabies Virus Reveals Monosynaptic Connectivity of Specific Neurons
Aldis P. Weible, Leslie Schwarcz, Ian R. Wickersham, Leah DeBlander, Haiyan
Wu, Edward M. Callaway, H. Sebastian Seung, and Clifford G. Kentros

Diverse Patterns of Odor Representation by Neurons in the Anterior Piriform Cortex of Awake Mice

Cheng Zhan and Minmin Luo

Science
How Learning to Read Changes the Cortical Networks for Vision and Language
S. Dehaene et al.

Video-Rate Molecular Imaging in Vivo with Stimulated Raman Scattering
B. G. Saar et al.

Micro-Optical Sectioning Tomography to Obtain a High-Resolution Atlas of the Mouse Brain
A. Li et al.

Motor Control by Sensory Cortex
F. Matyas et al.

Universality in the Evolution of Orientation Columns in the Visual Cortex
M. Kaschube et al.

Filtering of Visual Information in the Tectum by an Identified Neural Circuit
F. Del Bene et al.

Evidence for a Collective Intelligence Factor in the Performance of Human Groups
A. W. Woolley et al.



Neuron
Superresolution Imaging of Chemical Synapses in the Brain
A. Dani, B. Huang, J. Bergan, C. Dulac, and X. Zhuang



Spiral Wave Dynamics in Neocortex
X. Huang, W. Xu, J. Liang, K. Takagaki, X. Gao, and J.-y. Wu



NMDA Receptor Ablation on Parvalbumin-Positive Interneurons Impairs Hippocampal Synchrony, Spatial Representations, and Working Memory
T. Korotkova, E.C. Fuchs, A. Ponomarenko, J. von Engelhardt, and H. Monyer.


2010年12月11日土曜日

志を同じくする者

私、将来独立してまとまった研究費がもらえたら買いたい顕微鏡があるんですが、昨日は日本ですでにその顕微鏡を導入されている某大学の先生を訪問して、研究に関する有意義な議論をすることができました。自分が研究に対して抱いている思いを共有することができるというのは、非常に心強い思いがします。

今日は東京で高校時代の同級生の結婚式があって、昔の友人に久しぶりに会うことができました。みんなそれぞれの分野でがんばっている人たちなので、ものすごく刺激を受けました。高校時代にお世話になった恩師にも会えて良かったです。私は人生の節目節目でこの先生に暖かい励ましを頂いていますが、はっきり言って、今の私があるのはこの先生のおかげです。

2010年12月9日木曜日

人生初着物に挑戦

義理の両親が結婚を機に私たち夫婦に着物を仕立ててくれたこともあって、今度のお正月はぜひその着物を着たいなと思っております。

今日は仕事の後に実家に夕食を食べにいき、その着物を鏡の前で羽織ってみました。大変素敵なものなので、今から楽しみです。

2010年12月8日水曜日

よかったのー

今日も実験がまた一つの山を越えました。よかったよかった。

ま、でもいい研究をするということにはキリがありません。こんなことで満足していてはいかんな。

2010年12月5日日曜日

鈴木先生

鈴木先生と言っても、ノーベル賞授賞式のためにストックホルムに出かけたあの鈴木先生のことではありません。武富健治という人の描いた『鈴木先生』という漫画のこと。これはめちゃくちゃ面白いです。

タイトルの通り鈴木先生という若い中学教師を主人公とした漫画ですが、ペンで陰影を描いたその劇画調の画風といい、「ループタイ」をした鈴木先生の古風な服装といい、そして過剰とも思える綿密な主人公の心理描写といい、かなり異色な漫画というか、ひとことでいうと私のツボです。作者の武富氏はドストエフスキーに影響されているそうですが、そうだろうなと、すごく納得がいきます。

先週の金曜日は、某有名学術雑誌出版社で最近までエディタとして活躍されていた方のお話を研究所内で聞く機会がありました。研究プロジェクトの選び方や論文の書き方などで、非常に為になるアドバイスを聞くことができました。

最近、我が家では土鍋でご飯を炊くのが流行っています。電気炊飯器よりも早く香ばしく炊けます。手順も簡単で今まで失敗したことはありません。おすすめです。

2010年12月3日金曜日

極私的ブレイクスルー

研究のほうは一つ技術的な問題をクリアしました。12月は飛躍的進歩(?)が見込めそうです。

2010年12月1日水曜日

研究のアイデンティティ

『ハーバードからの贈り物』という邦題の本(原題"Remember who you are")は、ハーバードビジネススクールの教授たちが、学期の最後の授業で学生たちにするような、ちょっとした小話を集めた本なのですが、なかなかおもしろいですね。

それぞれの話の内容は、学生たちの多くが卒業後にビジネスリーダーになることが期待されているだけあって、将来のリーダーの心構えみたいなものについて説く話が多いです。エリート教育という訳ではないけれど、そういうものが自然にさらっと書いてあるあたりが、個人的には好感がもてます。会社の役員に、現場の社員の気持ちを忘れてしまう「CEO病」というものがあるならば、研究室運営にも「PI病」というものが存在するかもしれません。

今日は東京の某ホテルでイメージングに関するシンポジウムがあったので、お目当てのスタンフォードの某教授の講演を聴きに午前中だけ参加しました。はっきりいって技術的にはすごいですね。我々の研究はまだ国際的な競争力を持つ段階にすら達していません。自分たちの研究の立ち位置のようなものを見いだすまでにはまだ長い時間がかかりそうです。