2010年4月25日日曜日

今週のまとめ4/25

年度始めは特に研究費や学会関連の多数の書類作製があるので、非常に忙しいです。忙しいというよりは、「いつ言葉になって降りてくるかわからない考えを、常に考えながら待っている」という感じです。表面的な忙しさではなく、できたものを読んでみれば、「なんでこんなものを書くのにこれだけ時間がかかったのだろう?」と思うようなものなんですが、そこをくぐり抜けないと、やっぱり他人を感心させられるようなものは書けません。とにかく早く研究そのものに集中できる日々が来てほしいです。

とは言っても、そういう忙しさの合間をぬって、金曜日は私のリコーダーの先生の無伴奏リサイタルを大久保の教会まで聞きにいきました。実は先生は私のようなアマチュアが指導を仰ぐのも畏れ多いような、非常に高名な演奏者なのですが、先生の音は、単に素朴というのとは違う、何か人間がもつ根源的な感情としての「懐かしさ」を思い出させるような音がして、とてもあたたかい雰囲気の演奏会でした。

このところ週末は妻と買い物にでかけることが多いです。昨夜はイオン越谷レイクタウンに行ってきました。うわさには聞いていたけど、巨大なショッピングセンターですね。施設全体の様子は、一言でいえばまるで滑走路のない空港のようです。イオンはうちから車で気軽にいける範囲内だけでも4軒くらいあるのですが、買い物といえば、つい最近まで都心や大都市の駅ビルやデパートに行くのが当たり前だっただけに、こうした車で行ける大きなショッピングセンターの建設は、東京近郊の買い物のあり方をずいぶん変えたのではないかと思います。

2010年4月18日日曜日

原宿・青山散歩

昨日の土曜日は和光キャンパスの一般公開があり、イベント案内をみると科学実験ショー『科学戦隊実験ジャー』(対象:小学生)なんてのもあったようです。理研で働く人の間では結構有名(?)なショーらしく、何人かの人が「実験ジャーでしょ?知ってる知ってる。」という反応をしていました。こういうイベント、センス的には私のツボなんで、一回見てみたいですね。
先月の末に、新しい住みかに引っ越して、妻と部屋の整理に追われているんですが、ようやく東京に買い物にいく時間ができたので、原宿のhhstyle.comという輸入家具のお店で、イサム・ノグチの「あかり」という、前から欲しかった和紙で作った提灯の形をした照明器具を買いました。ノグチはずいぶん前から好きで、アメリカにいたときも旅行のたびに(特にニューヨーク)彫刻を探しては見にいっていましたが、これで我が家にもノグチ作品がやってきた、ということになります。帰りには安藤さんの設計した表参道ヒルズを見て帰って来ました。建築ついでに一言言わせてもらえば、表参道にはおもしろい建築が多いんですが、プラダ青山店にはちょっと衝撃を受けました。サンフランシスコ時代に私の家から歩いてすぐのところにあったデ・ヤング美術館を設計したヘルツーク&ド・ムーロンの作品です。私も研究の世界で、こういう見た人がびっくりするようなものを作りたいですね。

2010年4月16日金曜日

今週のまとめ

来る9月に神戸で行われる日本神経科学学会年会(Neuro2010)の発表演題を登録しました。今やっているプロジェクトで最初の発表になるので楽しみです。
それから、おかげさまで先月出した論文の反響がちらほらとあって、研究紹介の執筆やセミナーの依頼が少しづつ入ってきています。ありがたいことです。

2010年4月15日木曜日

論文4/15/10

Cerebral Cortex
 Amanda F. P. Cheung, Shinichi Kondo, Omar Abdel-Mannan, Rebecca A.
 Chodroff, Tamara M. Sirey, Lisa E. Bluy, Natalie Webber, Jamin DeProto,
 Sarah J. Karlen, Leah Krubitzer, Helen B. Stolp, Norman R. Saunders, and
 Zoltan Molnar
       The Subventricular Zone Is the Developmental Milestone of a 6-Layered
       Neocortex: Comparisons in Metatherian and Eutherian Mammals

Nature
Molecular basis of infrared detection by snakes
Elena O. Gracheva et al.

Human memory strength is predicted by theta-frequency phase-locking
of single neurons
Ueli Rutishauser, Ian B. Ross, Adam N. Mamelak and Erin M. Schuman

Transfer of carbohydrate-active enzymes from marine bacteria to
Japanese gut microbiota
Jan-Hendrik Hehemann et al.


Origins and functional impact of copy number variation in the human
genome
Donald F. Conrad et al.

Genome-wide association study of CNVs in 16,000 cases of eight common
diseases and 3,000 shared controls
Nick Craddock et al.

Phenotypic profiling of the human genome by time-lapse microscopy
reveals cell division genes
Beate Neumann et al.

The genome of a songbird
Wesley C. Warren et al.

Impaired hippocampal-prefrontal synchrony in a genetic mouse model
of schizophrenia
Torfi Sigurdsson et al.

Cell
Molecular and Cellular Approaches for Diversifying and Extending Optogenetics
V. Gradinaru, F. Zhang, C. Ramakrishnan, J. Mattis, R. Prakash, I. Diester, I. Goshen, K.R. Thompson, and K. Deisseroth

Science
Variation in Transcription Factor Binding Among Humans
M. Kasowski et al.

Heritable Individual-Specific and Allele-Specific Chromatin Signatures in Humans
R. McDaniell et al.
  

2010年4月10日土曜日

「地球人として−仕事から考える」

7日の水曜日は「理研文化の日」イベントで、建築家の安藤忠雄さんの「地球人として−仕事から考える」と題された講演会が所内でありました。自身の仕事をユーモアを交えて紹介しながら、聞く人にとっては随所に仕事や人生に関するさまざまな教訓を汲み取れるような内容の講演でした。特に「自分が仕事を通して何ができるかを常に考える」「境界を越える」ということの重要性を繰り返し話されていたように思います。
私はアメリカに行く前後の2003−2004年にかけて、安藤さんの著作をまとめて読む機会があり、とくに『建築を語る』『連戦連敗』からは人生における旅の効用と、建築をみる面白さを教わりました。はっきり言って、私が旅好きになったのは安藤さんの影響です。
広沢クラブで開かれた講演会後の懇親会では、安藤さんと直接話す機会があって非常に感激しました。