2017年8月16日水曜日

研究ファースト

振り返れば、今の職場に移って1年半たらずで、first&corresponding authorとして4報(原著3+総説1)publishしました。

それまでが出なさすぎたというのもあるのですが、一応その気になれば何かは出せることがわかったのは、個人的には収穫だと思っております。今はとりあえず数を書くことに専念しておりますが、あまり小さな論文をたくさん書いていても研究者としての評価には限界がありますので、そろそろ量ー質転換を図りたいと思っています。

研究の生産性でおそらく大事なのは、研究が毎日の中心にあるかどうか、ですね。今どきに言えば「研究ファースト」です。論文を出すことが目的であれば、論文を出すことが中心にあるかどうか。当たり前のように聞こえますが、いろんな事情で当たり前のことができない、ということも世の中にはありますので。

今は、特に積極的に職探しもせず、研究費も科研費以外は応募せず、学会やセミナーにあんまり呼ばれることもなく、無駄なことをする必要はないので、研究に集中することができて本当にありがたいです。特に職探しとグラント書きは、論文書きと同じ認知的リソース(完成度の高い文章を仕上げて審査のために送る)を競合することになりますので、研究の大敵です。たぶん、これをなるべくしないでいい環境に身を置く、というのが、研究を進めるための最大の秘訣ですね。まあ、もちろんそんなことができれば、の話ですが。

2017年8月14日月曜日

サンフランシスコから2

サンフランシスコは聞いていたとおり涼しいですね。最高気温が22度とかですから、東京の夏など忘れてしまいそうです。

しかし、アメリカという国は来ると、なぜだかそれだけでなんとなく前向きな気分になれますね。国土が広いせいなのか、気候のせいなのか、大らかな雰囲気のせいなのか、なんとなく自然に「良い研究をしよう」と思えて、しかもそれができそうに思える、というのが不思議です。

日本にいると感じる、なんとなくせせこましくてみみっちい感じとか、窮屈で無理をしているような感じはどこから来るのだろうと。良い科学の敵だと思うんですよね。これってかなり重要なことだと思うんですけど。

サンフランシスコから

昨日、アメリカ時代の研究室の同窓会シンポジウムがあって、昔の仲間と再会して楽しい一日を過ごしました。

一つの研究室の出身者だけで、これだけ質の高いシンポジウムができるというのはすごいです。不肖私もちょびっと講演の機会をもらい、海馬の認知地図の可塑性と視覚野の可塑性の共通点など、かなり内輪ネタ的な内容を話して楽しませてもらいました。

もとより業績も人柄も素晴らしい先生なのですが、これだけの人を育ててきたというのは本当に偉大だと思います。私なんかはどちらかというと出来の悪い弟子なのですが、それでもそのような偉大な伝統の端っこにつながっていることを、ひそかに誇りに思っております。

2017年8月11日金曜日

論文公開のお知らせ

高速可変焦点機能を備えた二光子内視鏡を用いた深部脳イメージングの論文が、米国光学会The Optical Society(OSA)のBiomedial Optics Express誌にオンライン公開されました。

Fast varifocal two-photon microendoscope for imaging neuronal activity in the deep brain
Masaaki Sato†, Yuki Motegi, Shogo Yagi, Keiko Gengyo-Ando, Masamichi Ohkura and Junichi Nakai† (†corresponding authors)
Biomed. Opt. Express, 8(9), 4049-4060, 2017

2017年8月8日火曜日

寒い夏、再び

今週末はサンフランシスコのシンポジウムで講演予定なんですが、現地の知人の方から、「寒いのでジャケット忘れずに」と言われています。

そういえばサンフランシスコの夏は霧で寒かったなあと思い出しました。慣れるとあれが自然のエアコンみたくていいんですけどね。私が住んでいたときは、夏にマフラーをしている女性を見かけました。もしサンフランシスコの夏が暑くなったら、温暖化で地球も終わりかもしれません。

2017年8月4日金曜日

内視鏡レンズのコレクション

内視鏡イメージングに関わるようになってまだ1年ちょっとしか経っていないのですが、自分で買ったり、会社がサンプルで送ってくれたりしているうちに、手元に内視鏡レンズ(GRINレンズを含む)がたくさん集まってきてしまいました。数えてみると5社で10種類以上はあるでしょうか。

全部を使ってみたわけではないですが、使うとそれぞれに個性がある、というのはわかります。私は座学で光学を学んだことはないのですが、光というのはつねづね不思議なものだと思っています。

私が今のところ期待しているのは某社の内視鏡レンズですね。他の会社にはない技術を生かした優れた特長があります。現行ではまだ難しいかもしれませんが、改良されれば非常に良いものになる可能性があります。

2017年8月2日水曜日

明日のセミナー

午後5時半から東京理科大葛飾キャンパスで「マウスのバーチャル空間認識の脳内メカニズム」と題するセミナー講演を行います。どうぞよろしくお願いします。